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デッドプールとブルズアイの関係性まとめ

共闘したり殺し合ったりそれでいて妙に仲が良かったり、何かと付き合いが長いマーベル傭兵組2人の関わり合いを時間順に追っていく。正史世界(アース616)のみ。

一応お二人さんの紹介を挟みましょう。

デッドプールさん

映画でもお馴染みのお喋り傭兵。ウルヴァリンさんと同じヒーリングファクター持ち。メタギャグの一種である第四の壁ぶち壊しまくりで有名(一言で言えば自分が漫画のキャラクターであることを知っているタイプ)。実は設定や経験してきた事件そのものはかなりお辛いものだけど本人はなんだかんだ頑張って生きている人。傭兵なので人殺しも非道なことも大抵の場合そんなに気にしないというかむしろ軽くギャグっぽいノリで暴れちゃう。でも大事に思っている人たちのことはちゃんと気にかけるし、人間的な情も義理もそれなりに見せてくれるタイプ。というかもうかなり前からアンチヒーローっぽくなっているので、本気でゲスいことはあまりしない感じ。


ブルズアイさん

デアデビルの宿敵。「百発百中」と「投げたもの全てが殺傷武器になる投擲術」で名高い殺し屋。トランプカード、ペーパークリップ、自分の折れた歯、など本当に何でも使ってヘッドショットを決めてくる。そんな物で頭蓋骨を貫くし喉もかき切るから普通に怖い。初登場からブレない外道タイプのヴィランで、プロの暗殺者の冷酷さと快楽殺人者の狂気を合わせ持つヤベー奴。ネトフリ版デアデビルのブルズアイは設定変更で「普通の人間であろうとしたが結局内なる闇に勝てなかった」タイプにされてたけどオリジナルは違います。最初から清々しいほど突き抜けた殺人狂です、はい。デッドプールの暴力は笑えたりスッキリしたりする類だがこっちはこっわ!ってなる類のが多い。

ただのマジキチコンビじゃん!って言われそうだけど、デッドプールはヴィラン出身ながらもうすっかりアンチヒーロが板についてきている反面ブルズアイはとことん残虐なヴィランを貫いているので、それぞれのシリーズでのイメージは実はかなり違っていたりする。そんな2人が「傭兵仲間」として絡むとどんな感じになるか?という話。

ほぼ自分用のまとめみたいなもの。翻訳は自己流なので悪しからず。
あと当然ながら言及されてるお話のネタバレあり。画像も少し貼る。


Deadpool #16 (1998)

最初の共演。2人の関係設定のベースはここで大抵決まっている。

この時点のデッドプールはウィーゼルに逃げられ、ブラインド・アルともギクシャクしているので、ぶっちゃけメンタル的にはあまり元気じゃない。それでしばらく会ってない昔馴染みのブルズアイに「遊ぼ!」と突然の連絡をして、彼からの「仕事でギリシャに行くんだが一緒にどうだ」という誘いに乗ることに。というのも珍しく暗殺ではなく借金を返さないターゲットを攫ってくるという依頼。モブ敵はバンバン殺すけど。主にブルズアイが。「何でも投げれば武器になる」という能力通りにフォークやら皿やらでクリエイティブに虐殺していく。

戦闘中にも呑気に「あの時のこと覚えてるか?」「懐かしいねえ」みたいな会話をしていて、既に知り合ってそれなりに経つという設定なのが窺える。ブルズアイさん曰く仕事場でデッドプールと一緒だと冗談言い合って笑っちゃうから静かに侵入も出来ないとか。そうこうしているうちにモブを全滅させたので、ターゲットをふん縛って袋に詰める2人。

協力してもらった分の報酬は払うというブルズアイに、タダでいいぜ!俺ちゃんってば最近何もかも上手く行きすぎて未来めちゃくちゃ明るいんだ!と陽気(空元気)に喋り出すデッドプール。そこでブルズアイからの鋭い言葉が入る。

「ウィルソン、少し良いか?ーーデタラメ抜かしてんじゃねえよ」

あらやだ!汚い言葉使っちゃって!とデップーさん。ここの伏せ字普通にshitだよね

ここからFRANKIE PALATZOという男の話になる。どうやら凄腕の殺し屋だったが色々失敗が重なって無様に落ちぶれてしまい、最後はブルズアイに殺されたらしい。つまり「お前にはそんな風になって欲しくない」とデッドプールに言ってくるブルズアイさん。

B「はっきり言おうか。俺たちは互いの腕はそこそこ認めているし、楽しい思い出もそれなりにあるくらいには付き合いも長い。だがこの仕事で友達だの仲良しだの、そういうのはありえねえ」
D「えぇ…この後ソーダ飲みに行こうって誘おうと思ってたのに(しょんぼり)」
B「お前がいきなり“遊ぼう”なんて連絡をよこすもんだから、こりゃあ絶対俺を嵌めてぶっ殺そうという企みって思ったんだよ。それでお前について色々聞いて回ってみたら、なんと2年近く暗殺依頼を受けてないときた」

最近デッドプールに色々あったのはもう把握済みなので、今回誘ったのは自信をつけさせてやろうという意図だったらしい。でも戦闘で敵にトドメも刺さない姿を見てフランキーの末年が思い浮かんだとのこと。要らないことを考えすぎて、「本当の自分がわからない」などくだらないことで本気で悩むようになって、だから今のお前は鈍っている、と。

仮に自分がこの先デッドプールに銃口を向けることがあったら、その時はフランキーのような目をしていて欲しくはないと述べるブルズアイさん。友達じゃないと言っておいて何故アドバイスっぽいことをしてくれるのか、との質問に、こんな一人で充分やれる仕事にわざわざ誘ってやった理由と同じだという。6年前にデッドプールにかかっていた懸賞金を狙わなかった理由でもあると。要するに…

「お前面白えんだよ(ニコッ)」

うーん、ブルズアイと言えばこの良い笑顔!

この後はお別れの前に、なんとかして気を取り直さないとマジで死ぬぞ、と言い残してくれる。つまり一緒にいると楽しい奴って思ってるけど殺し合いになるのも別に構わない、でも落ちぶれて欲しくはないし勝手に死なれたら困る、くらいのスタンスで良いのかな。

ブルズアイというキャラについて知っている人ならわかると思うけど、この人知り合いだからと言ってこんな風に気を遣って色々してあげたりするタイプじゃないんですよ。自他公認のサイコ野郎だし、大抵の人間は生きる的くらいにしか思ってないんで。デッドプールのために世話焼きみたいな行動に出るのがわりとショッキングなレベル。

ちなみにこの時期のデッドプールさんってブルズアイのことをよくrookie(新入り)って呼ぶんだけど、傭兵としての経歴はデッドプールの方が長いのかな?

Deadpool #28(1999)

デッドプールが死から蘇った元妻(とデップー本人は思っているが真偽は不明)のメルセデス・ウィルソンに出会った頃の話。彼女を殺すために送り込まれたブルズアイと対峙する。メルセデスについてはややこしいことが多いので一応割愛。

「よう、久しぶりだな。最後に会ったのいつだっけ?」「16話のギリシャだろ」という、デッドプールお馴染みの第四の壁破りも見れたりする。

近い近い

「頼むからあの女だけは見逃してくれよ、俺とお前の仲だろ」と言っている場面。普通なら無理な頼みだということは同業者であるデッドプール自身もよくわかっている。

ブルズアイは他人に気安く身体を触られるのが好きじゃなさそうな言動をちょくちょくするので、ここで押し除けずに一応話を聞いているのは地味にすごいことなのかも知れない。でもここまで来るとメルセデスがデッドプールにとって何かしら重要な存在で、彼が義務や金のためではなくシンプルに彼女を守りたいという気持ちから動いているのはわかる。なので…

金は払うから見逃してくれというデッドプールの横腹にナイフをぶっ込む。
いやいきなり殺意全開すぎるでしょ怖いわ。ヒーリングファクターあるからいいけども。

後は案の定戦闘に。と言っても2人で初めてやり合った時の思い出を楽しげに語り合ったりするのでそこまで殺伐としている感じでもない。あの時のお前は大した奴だったのに今はたかが女のために命を投げ出しやがって…と不満そうなブルズアイさん。いきなり車のバンパーを引きちぎって変な方向へ投げたと思えばなんかとんでもないことを仕掛けてくる。

D「えっと、俺ちゃんこっちなんだけど」
B「お前を狙ったんじゃねえよ。数秒後にはあのバンパーの軌道がメルセデスの頭を直撃する。キャッチして庇おうとしたら当然隙だらけになるな。ヒーロー気取りの行動に出ても俺に殺られるだけ、というわけだ」
D「これだけは聞かせてもらうぜ…全く今どき珍しいほど仕事熱心なこって…何でそこまで食い下がるんだよ?」
B「お前のことをよく知っているからだ、ウィルソン。本当のお前をな。お前が本来のイカれた自己中野郎に戻るのが見たいんだ。どんな因縁の相手であれいざという時には自分のために動くのがお前って奴だ。それを認めろ。殺人者はヒーローの真似事などしねえんだよ。さ、死体公示所に運ばれるかダチの俺と飲みに行くか選びな?」

つまり他人を守るヒーローなんて柄にもないことはやめろってことで、よくある「お前を一番よく知っているのは俺だ」ムーヴ。てか前は友達じゃないからね!って言っておいてここでは自分のことyour palとか言ってるし完全に友達感覚じゃん。もう友達でいいよ。殺し合い真っ最中だけど。

で、デッドプールさんはというと、自分が動いて庇うのではなくブルズアイをぶん投げて解決。戻ってきたバンパーがブルズアイに命中。

胸の真ん中を貫かれてるから致命傷でもおかしくなさそうなのに、この程度ならちょっと生命維持装置の世話になるだけで済むそうだからすごい。流石ブチ切れたデアデビルに数回くらい殺されかけてもピンピンしているだけある。

Deadpool #34~36 (1999)

デッドプールの回想という形。

キングピンに雇われていた時期、暗殺依頼のターゲットを取り逃がしてしまうデッドプール。ようやく次の機会が巡ってきたというタイミングで何処からか飛んできたコインがターゲットの目に炸裂。仕事を横取りされたデッドプールはキングピンに銃を突きつけて問い詰めるが、相手はあのキングピン様なのでその程度では動揺しない。むしろ返り討ちにした上で告げてくる。今のデッドプールでは雇っていてもハンデにしかならないから、専属暗殺者になりたければ慎重さと実行力を身に付けて「競争相手」に打ち勝ってみせろ、と。その競争相手で横取りの犯人がブルズアイという流れ。

回想だからちょっと時間列がこんがらがっているので多分だけど、このブルズアイはエレクトラを殺害した後、デアデビルとの戦闘中に高層ビルから落ちて植物状態になってから、骨にアダマンチウムを埋め込んで復活した直後の状態だと思われ。元々キングピンの元で働いていたから復帰したい、みたいなことも言っているので。そのためにはデッドプールが邪魔。しかもお前のような奴と組んでたのって今思うと評判上よろしくねえんだよな!って言ってる。ひどい。

今更だけどあんな巨大な銃と装備持ってビルの上飛び回りながら戦うのすごい。正気じゃない。

ブルズアイが飛ばしてきた毒の塗られたペーパークリップを弾き返して逆に喰らわせたり、救急車でカーチェイスしたり頑張るデッドプールさんだけど、結果的にキングピンの専属暗殺者の座を勝ち取ったのはブルズアイだったらしい。

全体的にギャグ調に描かれているが、救急車が一般人を轢き殺さないように頑張ったのに結局ガソリンスタンドと激突して大量に死者が出るとか虚しすぎる。いやこの世界の一般人の命なんてそんなものかもだけど。デッドプール曰く、キングピンが自分をクビにしたのは戦いに負けたからではなく、ブルズアイを殺すことよりも人命を助けることの方を選んだから。そんなんではクビになって当然、とのことで。

Deadpool #61 (2001)

デッドプールがちょっと新しいウェポンXプログラム絡みで死んでいた時。と言っても例のごとく生き返るけども。彼の葬儀にはウィーゼルやブラインド・アルからウルヴァリンまで結構色んな人物が顔を出していて、その中の一人がブルズアイ。

コスチュームの上にそのまま帽子とコートはどうかと思う

ヒーロー側の人が多いからか少し離れた場所に一人立って、スペードのエースを飛ばして木と棺桶の蓋に弾けさせて、デッドプール(死体)の手の平にゴールインさせている。トランプカード、特にスペードのエースはブルズアイが投擲武器として愛用する物でもあり、彼なりの弔いと言ったところ。

帽子を持ち上げるのは挨拶というか敬意の表現だけど、ブルズアイの後にデッドプールもやっているのがいいね。なんだかんだで同業者として認め合っているのである。

Identity Disc #1~5 (2004)

全てのヒーローとヴィランの正体を含めた個人情報が収められていると言われるアイデンティティ・ディスクを巡る話。謎の女性とその背後の人物によって何らかの弱みを握られた人たちがチームを組んで、例のディスクをAIM本部から強奪するために動く。メンバーはデッドプール、ブルズアイ、ヴァルチャー、ジャガーノート、セイバートゥース、サンドマン。一癖も二癖もある…というかぶっちゃけヴィラン寄りの人選。

デッドプールとブルズアイはどんなプログラムのセキュリティーも破れるというコンピューターチップを盗み出すミッションでペアを組むことになる。侵入には夜になるまで待つ必要があるのでひたすら待機。退屈だからと(主にデッドプールが)色々お喋りしているうちにどうしてこの計画に乗ることになったのか、つまりどのような弱みを握られたかの話に。デッドプールは一番目の妻だったグレッチェンの居場所を教えてくれると言われて参加。ブルズアイは敵対している2つの犯罪組織に二股していたのがバレて両方に狙われており、そのピンチを解決してくれる条件で加わったとか。「くっそ!きっと女の下着絡みに違いないって100ドル賭けたのに!」と悔しがるデッドプール。

結果チップは無事盗み出せたが、どうやらブルズアイはこれ以上厄介事に巻き込まれる前にチップを売り飛ばして逃げるつもりだったらしい。その金があれば犯罪組織との揉め事もどうにかなるから縛られる理由も無いということで。「そのチップだけでも売ったらディスクと同じくらい儲かるのでは」というデッドプールの何気ない発言から思いついたとか。でもそんなこと他のメンバーが許すはずもないので、普通にとっちめられて最後まで付き合うことになる。哀れ。

地味にエグい

AIMに向かう車の中で(ボコられた後の)ブルズアイをイラっとさせて喉をかき切られるデッドプール。回復するから死にはしないけど喉を潰せば黙らせることは出来るからとストローとコップの蓋でコンボ決められてる。痛そう。

一応AIM本部での最終決戦的なものもあるけど、この物語の勝ち組は別に在る。ぶっちゃけデッドプールとブルズアイにとってはただの骨折り損だった事件。

Dark Reign: Deadpool #10~12 (2009)

みんな大好きダベンジャーズの回。この2人のお話では多分一番有名で、近年でデッドプールとブルズアイの組み合わせと言えばこれかも。

シークレット・インベージョンの時にデッドプールがスクラルから奪ったデータを更に奪い取ったノーマン・オズボーン。デッドプールはそれをネタに金を寄越せとオズボーンを脅迫してくるが、オズボーンもめげずにデッドプールを殺そうとしてくる。でもどちらにとっても成果なしのまま時間が過ぎていく。そんな中、「奴とは古い付き合いだろう」とのことで、当時オズボーン率いるアベンジャーズ(ダークver)で「ホークアイ」を名乗っていたブルズアイがデッドプール抹殺命令を受けることに。

ダケンくんもデッドプールと縁があるっちゃああるけど髪を洗う用事があるらしいからね。仕方ないね。

D「ホークアイじゃねえじゃん!お前ってあいつだよな、ええとあのーー」
B「ブルズアイだ」
D「ヒント無しで!えっと誰だっけ」
B「ブルズアイだよ。俺のこと知ってるだろ。仕事で組んだことも何度かあるじゃねえか」
D「ヒント無しっつってるだろ!」
B「テメエそこまで頭弱いのかよ信じられねえ」
D「まだまだこんなもんじゃないぜ?(自慢げ)」

状況が状況なので結構本気の殺し合いから始まり、久しぶりの再会なためか2人ともテンション高め。矢が頭を貫通したままの脳がバグってる状態で生き返ったり、場所が屠畜場だからと冷凍肉の鎧を纏って戦ってブルズアイを巨大フックで貫いたり、デッドプールさんやりたい放題。ブルズアイはブルズアイで「ずっと殺したいと思っていた野郎を任務で殺すことになったが想像の方が実際の行為よりも楽しい気がしてきた。どうしよ」とか狂気の沙汰なお便りをラジオの相談コーナーに送ってる。もう本質的には狂人同士のハートフルな戯れ合い。

両方とも1回ずつ相手を倒すというか無力化しているのにあえて見逃して延長戦に持ち込んでいるのがポイント。リベンジしに来いって誘ってるわけなので。楽しい時間をそんな簡単には終わらせないというピュアな気持ちである。殺意まみれのピュアさだけど。

余談だけど最初の戦闘の時にデッドプールが「ガッカリだ!お前ってもっと出来る奴だったはずだろ!発想力とかユーモア感覚はどうしたんだよ!」って言ってる。デッドプールさんにとってブルズアイと言えばクリエイティブさとギャグセンス(*殺人限定)なのかな…?

小学生くらいに見えるけどこれ何歳だろうね

このお話は2人の少年の頃の回想が時々混ざるのが特徴。これで「デッドプールとブルズアイはクラスメイトだったんだよ」ってよく言われるけど、実は最初の回想はそれぞれ別々のもので記憶の中の先生も別人だし、2人が一緒にいる回想は入院中のブルズアイが見た夢なのでどこまでが事実か曖昧なんだよね。あえて曖昧にしているとは思うけども。
もしただの夢だとしても「あの頃にあいつみたいな友人がいたなら…」的な考えが無意識にあったからこその幻覚だとしたら胸熱じゃありません?別に感動的な展開じゃなくて先生殺して学校燃やしてお菓子屋襲いにいくだけ?そういえばそんな奴らだった。

最後には流石のデッドプールもそろそろ終わりにしようと思ったのかブルズアイを本気で殺す直前まで行くも、巨額の金を積まれて見逃してあげることになる。そもそもデッドプールの目的はオズボーンから金をせびることだから、貰うものさえ貰えればもう戦う理由がない。なおオズボーンからの金ということにしてあるがブルズアイさんの自腹。暗殺でたくさん稼いでるのにほとんど使わないので実はものすごいお金持ちだとか。

「頭に矢の時は結構笑えたぜ」
「だろ?お前の肉アーマーだって」
(爆笑)

長々と殺し合ってたわりには呆気ない終わり方で、それもお金なんて綺麗じゃない(見方によってはドライな?)手段で落ち着くというのがちょっとこの2人らしいかなあと。

とは言えデッドプールを仕留められなかったことがいつまでもバレないはずもなく。後でX-MENの一員になった彼がテレビスタジオで暴れている姿が生放送で流れる事件があり、ブルズアイはオズボーンに呼び出されて怒られる羽目に。
ダベンジャーズの頃のブルズアイさんはたまに上司の無茶に振り回される部下感があっていいよね。その分自分も好き勝手にやらかすけど。というかオズボーンさんの方が言うこと聞かない部下たちに頭抱える上司感あるけど。

Deadpool #27 (2014)

お互い自分のストーリーで色々ありすぎてしばらく関わり合いの無い時期が続く。でもデッドプールとシクラーの結婚式にブルズアイが参列。
この結婚式すごい人数が来てるから種類別のカバー見ているだけで楽しい。

Secret Warriors #6~7 (2017)

久しぶりにデッドプールとブルズアイが同じ物語に登場。父親のような存在だったフィル・コールソンをデッドプールに殺されたクエイクが復讐に挑む。

デッドプールを誘き出すために自分の命に懸賞金をかけたクエイクだが、ひっかかったのは何故かデッドプールではなくタスクマスター。どうやらデッドプールは最近殺しの依頼を受け付けてないのでかわりにやらせてもらっているらしい。彼もデッドプールの居場所はわからないが知ってそうな人物には心当たりがあるとのことで、会う時間と場所を指定してくれる。その人物こそがブルズアイ。
タスキーの中で「今デッドプールがどこにいるのか知ってそうな奴=ブルズアイ」になってて、しかも大当たりなのウケる。こいつら仲良しかよ。

普通っぽい私服姿なのが地味に新鮮

「俺は面白い事と金になる事にしか興味ねえよ。これはきっと面白い展開になる。(協力したから)元は取らせてもらうぜ?」

いざ戦いが始まると押され気味のデッドプールと、それを少し離れた場所で観戦するブルズアイ。彼は復讐に燃えるクエイクがデッドプールに挑んで敗れるのを期待していたようで、そっちが勝ってしまっては面白くないと投げナイフで彼女の手首を貫く。遠くからすごく適当にひょいって投げただけなのに腕当て?の隙間にグサリと命中させているのは流石。

後は飛び入り参戦のブルズアイと駆けつけたクエイクの仲間たちでわちゃわちゃ。クエイクはデッドプールをコンクリートに生き埋めにするつもりだったが、コールソン殺しへの懺悔の気持ちを口にする彼に心を揺さぶられたところ、仲間たちのピンチを目にして復讐よりも彼らを助ける方を選ぶことに。

結果、デッドプールは無事逃走。ブルズアイの方はミス・マーベル(カマラちゃん)とインフェルノの若手ヒーロー2人相手に善戦していたが、クエイクに気を取られた隙をつかれてカマラのキックを喰らい海にダイブ。

ブルズアイがデッドプールを直接殺しにくるのではなく他人がデッドプールを殺す手助けをしたのはこれが初めてかも知れない。でもデッドプールが負けるとは思ってなくて、本当にやられそうになると助け船を出す。裏切りみたいなことをしておいて大事な時に現れて助けるのずるくないです?

Despicable Deadpool #297~298 (2018)

デッドプールの命にかかった2千万ドルを狙って色んな人が襲ってきているところ。なお懸賞金をかけたのはデッドプール本人。

タスクマスターとブルズアイがタッグを組んでいる。タスキーってデッドプールとブルズアイ両方とちょくちょく関わりがあるけどもしかして傭兵組は結構親しかったりする?仕事の都合で敵対するのは別問題として。デッドプールとしては自分を仕留めるのはこの2人だったら良いなと思っていたらしいし。

デップーってそんなに足臭いんだ…

とりあえず倒したデッドプールを縛って、粉砕機にかけてから残骸をピラニアに食べさせる準備をする2人。かなり大掛かりなプランで、これにはデッドプールさんも「へー結構考えたじゃん」と感心。

しかしデッドプールに懸賞金をかけたのは彼自身だということがわかり、2人とも興醒めしてその場を去ってしまう。殺したいのは本当だけどこんな形は嫌だとか。何で乗り気じゃねえんだよ⁉︎殺りなさいよ⁉︎と抗議するデッドプールにお前…相当ヤバい状態だからなんとかした方がいいよ…ってわりと真剣に言ってくれるタスキー優しい。ブルズアイはちょっとキレてるし。

T「無論乗り気だったよ。お前自身が乗り気だと知るまではな。病院行った方がいいぞ、ウェイド」
B「それに絶対何か企んでるだろ。何のつもりかわかるまで思い通りには動いてやらねえからな!ちゃんと殺してやるからマシな状態になりやがれ!」
D「意気地なし!どうせこの程度じゃあ俺ちゃん死なないからねっ!」
T「粉砕機とピラニアの後はピラニアを燃やすつもりだった」
B「燃えた灰は鼻から吸ってやろうとしてたぜ(*ドラッグみたいに)」
T「いやそれお前のアイデアだから…(引)」

物騒すぎるのに実質早く元気出してねって言っててウケる。
この人たちにとって満足のいく殺し合いのハードルってかなり高い気がする。身も心も万全な状態での全力勝負じゃないと駄目なのかな。

Deadpool: Black, White & Blood #3 (2021)

デッドプールとブルズアイがそれぞれ別の雇い主から同じターゲットを殺すように依頼されて競争する短編が収録されている。
白黒+赤ってかっこいいね。

ちなみにターゲットはドクター・ドゥームのいとこだとか

B「ターゲット1人、暗殺者2人、報酬は1人分。だがまあ…報酬を手にするのがどちらなのかは明白だな」
D「俺ちゃんってこと?意見が合うじゃん!んじゃあ失礼しまーす。このドアを開けてーの、ターゲットぶっ殺してーの、金は美味しく頂いてっ痛ぇ⁉︎(背中にぶち込まれる投げナイフ)」
B「失礼してもいいんだぜ?(ドヤァ)」

これも結果的には2人にとって骨折り損に終わるけど(ブルズアイに至ってはそれどころじゃないひっでえことになる)、久しぶりにこのコンビが純粋に仕事場で共闘する様子が見れる。競争している状況ではあるけど色んなタイプのモブ敵が次々と出てくるので2人で死体の山を作りながら軽口叩き合う感じ。グッド。


今のところここまで!

デッドプールと言えばケーブルやウィーゼル、ブルズアイと言えばデアデビルやエレクトラと言ったように、それぞれ因縁の相手として有名なキャラは別にいても、デッドプールとブルズアイのような関係性でしか得られない栄養みたいなものがあると思う。
敵か味方かはコロコロ変わるが何だかんだで気の置けない(殺し合い全然OK的な意味で)友人みたいなところがあるのが絶妙。互いが互いにとって一緒にいると退屈しない相手なので。顔を合わせれば大抵ロクなことにならないのにこの微笑ましさよ。

この2人が組むことになるような状況はちょっと限られているから、逆に互いのメインシリーズとは少し違う方向性に走ったり、そういう環境だからこそ見れるものが生まれることもあるのでは。例えばデッドプールはヒーローっぽさがやや控えめになって、プロの傭兵としての側面が強くなったり(この人言動がアレなだけで本気出したらめちゃめちゃ優秀だから…)殺しやゲスいことも構わないどころかちょっと楽しんじゃったりする性格がわかりやすく出てくるように思える。
(逆にデッドプールにはそれでも人の心的なものが残っていて、ブルズアイが象徴するような死と暴力の世界に完全に呑み込まれているわけではない…というメッセージも最初の頃にはあったように思えるけど、最近はこの2人を描くにあたってあまりそういう方向性はないかも?)
ブルズアイの場合はヴィランとして本当に共感も同情もしようがない外道だから、デアデビルさんとかと絡んでるとその狂気と殺傷能力もガチガチのシリアス路線で描かれるけど、どうもデッドプールが絡むとちょっとコミカルになる感じ。本人も楽しそうだし。宿敵と仕事仲間という視点の違いから来るものなのかな?

デップーさんには親しい仲と言えるようなキャラが実はそれなりにいるのだけど、ブルズさんって友達みたいな関係のキャラと言えばデッドプール、と次善でタスクマスターくらいしかいないんじゃないかと。これからもずっと仲良く戯れ合ってて(飛び交う銃弾と血飛沫)どうぞ。


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