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投資家、穐田誉輝の株保有数や、経歴、総資産など詳細を公開

・穐田誉輝氏は元々ベンチャーキャピタルの会社に勤め、経営者に対する持論を持ちます。
・投資分を回収しプラスアルファを返せる経営者は少ないと穐田誉輝氏は嘆きます。
・自身の会社で経営者候補を集め、実際に重要なポジションを与えています。

現在、くふうカンパニーの取締役会長として、くふうカンパニーの筆頭株主として会社を支えているのが穐田誉輝さんです。くふうカンパニーは、元々クックパッド社長時代に投資を行っていたみんなのウェディング、そしてクックパッドを同じタイミングで辞めた仲間と一緒に買収したオウチーノを経営統合させて作った会社です。穐田誉輝さんは何のためにくふうカンパニーを立ち上げたのか、なぜ経営者や起業家志望を集めるのか、そのあたりを探っていきます。

穐田誉輝さんという人は、経歴的には華々しく、起業家の鏡のような人物です。なぜそのように言えるのか、それはカカクコムやクックパッド、ロコガイド、くふうカンパニーなど複数の会社を経営し、株式上場につなげている部分です。これらの会社には穐田誉輝さんが投資を行っており、1つの会社を株式上場に導くだけでかなりの利益が舞い込んでくることは確かです。しかし、それに満足せず、挑戦を続ける穐田誉輝さんには確固たる考えがあるようです。

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元々穐田誉輝さんはベンチャーキャピタルに勤め、ベンチャーキャピタルを自ら立ち上げた経緯があります。エンジェル投資家としてベンチャー企業など、起業された企業を数多く見てきた穐田誉輝さんには経営者に関してこだわりがあります。基本的に起業を目指す経営者は人材不足であり、優秀な経営者だけを連れてくるような芸当は難しく、経営者を育てないと話にならないという考えをお持ちです。投資を行っても、そのお金を含めて一気に返せるような経営者は少ないと考えています。

エンジェル投資家であり、一見すると見切り発車のようなタイミングで投資を決めることもあるようですが、その段階での投資は空振りになりやすいとのことです。お金だけを提供しても、それを増やせる投資家は少なく、急成長できる経営者の誕生を期待しています。投資家の中には経営には一切タッチしない人もそれなりにいますが、一貫して穐田誉輝さんは経営に乗り出そうとします。それは、自分が安心して任せられる経営者ではないために自らが出ざるを得ないという考え方ができそうです。

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くふうカンパニーでは経営者候補に来てもらい、実際に新規事業の立ち上げなどを行っていきます。もし優秀な経営者が本当に入ってきたのであれば、その人に穐田誉輝さんが手掛けてきた事業を任せる日が来るかもしれません。くふうカンパニー自体がまだ新しく、これから経営者候補がどんどん出てくるはずです。ただ穐田誉輝さんのスピード感などは、過去に役職を経験した人や自らもベンチャー企業や外資系で働いていた人などもかなわないようです。認められれば数か月で取締役にさせるなど、実際にアクションを起こします。

こうしたスピード感が培われた背景には、穐田誉輝さん自身がそのサービスを使ってみて改善点を見つけ出すなどがあります。クックパッドを実際に利用して気付いた部分があればそれをカイゼンにつなげ、よりよいサービスにしてきたこともあったようです。自らが経営者になって元々の創業者を鍛えていく、そして有能な経営者となればそれを見届けるようにまた新たなところへ向かっていくというスパンで動いている印象を受けます。カカクコムではそれができ、クックパッドでは道半ばに挫折したという感じでしょう。

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穐田誉輝さんが会長を務めるくふうカンパニーはポータルメディアの買収を行い続け、複合的なメディアを形成する段階にあります。株主総会などで穐田誉輝さんが語る機会はないですが、今後規模が大きくなっていけば、くふうカンパニーの新たな姿を示せるはずです。同時並行で経営に携わり、軌道に乗せつつあるところもあることから、今後はさらに魅力的なコンテンツなどを作れるようになることでしょう。穐田誉輝さんが次に何を打って出るのか、そのあたりにも注目が集まるとともに今後から目が離せません。自らも出資者だからこそ、真剣に経営に取り組み、会社の道筋をつけて大きくさせていくというのは新たなスタイルであり、同じような志の人が他にもいれば日本はもっとよくなっていき、経済の発展にもつながっていくはずです。

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