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社長が会長を追い出すことになったジャニーズ事務所

・ジャニーズ事務所のメリー喜多川氏が代表権のないポジションに下がりました。
・事務所メンバーの不祥事の際、不問にしようとしたのが世間の反感を買ったためです。
・マスコミを封じればそれでいいというこれまでのやり方ではまずいと判断し、交代となったのが要因です。

突然の退任劇の裏に何があったのか――。 ジャニーズ事務所は4日、藤島メリー泰子(メリー喜多川)氏が代表取締役会長を退任し、名誉会長に就くと発表した。 ジャニーズ事務所は昨年7月にメリー氏の実弟、ジャニー喜多川元社長が死去し、副社長だったメリー氏が会長に、メリー氏の実娘、藤島ジュリー景子が社長に、元タッキー&翼の滝沢秀明が副社長に就任したばかりだった。

先日、ジャニーズ事務所では人事に動きが見られました。それまでは90を過ぎても現役だったメリー喜多川会長がトップについていましたが、そのメリー氏の決断が世間と相いれなかったため、事実上の追放を余儀なくされたそうです。

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8月に山下智久さんが女子高生との飲酒などが発覚し、亀梨和也さんと一緒に処分を受けました。当初は亀梨和也さんを不問にしようとメリー氏が考えていたものの、世間からの批判に屈した形になりました。メリー氏と先日亡くなったジャニー喜多川氏はスキャンダルに寛容的だったために、メディアの封じ込めという戦略をとってきたものの、これではどうにもならなくなったという事情の変化もあります。

ここ最近のジャニーズは毅然とした態度で臨むことを掲げており、結果的にジャニーズの不祥事はどんどん表に出て、処分も与えている状況です。だからこそ、メリー氏の存在が邪魔になった可能性は否定できません。もちろんジャニーズにとってジャニー氏とメリー氏は切っても切れない関係であり、レジェンドです。それでも時代の流れにはあらがえず、苦渋の決断を実の親にしなければならないのは、社長からすれば辛い判断でしょう。

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