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役立たず英語講座 『make sacrifice』

今日の例文
「We have to make some sacrifices」

IOCバッハ会長の発言ですね。

https://www.deccanherald.com/sports/other-sports/tokyo-olympics-on-schedule-says-ioc-chief-thomas-bach-despite-japanese-opposition-988745.html
(ソースがインドのサイトなのは、インド人が大好きなホッケー連盟での発言なので気にすんな)

このテのニュースにはめずらしく、誤訳や過度の意訳が介在せずに日本語のニュースになりましたね。
「われわれは犠牲を払わなければならない」と。
まあ、シンプルに言い切られましたからね。介在しようがなかったですかね。
一点、some(いくつかの)のニュアンスが抜けていますが、それは元々日本語ではあまり気にしない部分なので、大丈夫かと思います。

さて、そんなことよりですね、たいていのニュースでは犠牲を「払う」と訳されてますが、今回はそこを少し突っ込んで見てみましょうね。

ここの「make sacrifice」(~を犠牲にする)という表現なんですが、

sacrificeは元々生贄という意味でして、それをmakeする、ということで、生贄を作るのが私たちだ、という方向性ですね。なので、文の構造としては
『私たちが(何か)"を"犠牲にする』という方向性なんですね。

私たちが犠牲"になる"という方向性ではないんですね。

このタイミングから何を犠牲にされるおつもりなんでしょうかね。
まさか我々日本人じゃないですよね。
復興五輪()ですもんね~

それではまた次回!

次回の例文
「He has to be a scapegoat.」

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