艶美なポエム、峰不二子

ユーモアでやんちゃな『ルパン三世』を観て育つも、歳を重ねるに連れて次第に飽きて離れた。子どもが観るアニメに定着したからだ。『峰不二子という女』のPVを観たときはあまりの異色ぶりに驚かされ、はやく放送しないか待ち遠しかった。

時代を巻き戻し過ぎたかのような古さを感じる描き方、平成初期に観た『ルパン三世』のイメージを覆す曲。全体が艶美なポエムに仕上がっていた。OPは主に白黒で芸術要素は高く、不二子のエ◯スなき裸も登場する。※以前YouTubeで再生には成人認証が必要とされていたが、現在は倫理上アウトになったらしく検索に出なかった。残念。

アニメは歌詞がある、サビで盛り上がる、王道だ。『峰不二子』のOPにはその２つがない。曲と朗読で魅せる。

ストーリー自体は最終話の手前で謎が解けたと思ったら、最終話でどんでん返し。一番好評だった部分は、銭形がシリーズ史上、男前。