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コラム、日記、エッセイなど

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考え方、徳島県のこと、商業に関する見方、いろいろ
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#エッセイ

チュートリアル逃避

奈良県で下宿をしたとき、TVの電源を入れてチャンネルを回すと、知らない放送局の番組が「おまえはよそ者」という疎外感を与えてきた。歪んだ認知。19歳の私は鬱や神経症の真っ只中に居て、気持ちが追い込まれていた。 ふと、情報番組の『2時ワクッ!』が目に留まる。山本浩之アナウンサーと藤本景子アナウンサーの会話が心地良く、吉本新喜劇の辻本茂雄氏と未知やすえ氏が登場しているのもあって、安心しながら視聴を続けることができた。見慣れた芸能人が映っているだけで、なんとはなしに凝り固まったもの

本と強引な縁結び

そごうの跡地で「おまえは、名前が有名なだけの紀伊國屋かっ!」と、心奥で愚痴をこぼすところであった。いまは普段聴かないAKBの歌詞「会いたかった~、会いたかった~♪」って、脳内再生が始まっている。好きって恐ろしいな……。 紀伊国屋へ行くまで私が住んでいる場所から最も近い書店は、平惣<ひらそう>、宮脇書店、貴田文<きだぶん>の三件。 最初はお決まりで、平惣へ行く。予想通り、置いていなかった。Twitterでちょっと話題になったぐらいじゃ入荷しませんよってくらい、巷でしか知られ

夢みることと少女漫画(600字程度)

小学生時代はあらゆる作品の影響を受け、なりたい!と思った職業がいくつもありました。そのうちのひとつがファッションデザイナーです。 矢沢 あい先生の漫画『ご近所物語』の影響でした。 下手なりにデザインを描きました。基礎知識も何もない状態で。どこをどう縫えばいいとか、素材は何を使うとか。一切無視。オリジナリティはなく、漫画のパロディデザインばかりでした。 次は、仲の良いお友だちが少女コミックを読んでいて、ーーご存じでしょうか?少コミ、という雑誌です。詳しく聞かないでください(

ようやく飲めた、ちょっと危険(?)な憧れのハーブティー

お仕事で調べたことがある、ゾネントアのハーブティー。どんなものか一度飲んでみたくて、徳島県内にあるお店のどこかで販売されているだろうと思い、あっちこっちのお店を回ってみましたが売っていませんでした。 それから2、3年後。月日は流れ、ちょうどギフト券をいただいたのもあって、Amazonで購入しました。 健康オタクではないものの、体に良い物はなるべく摂取したい意識は持っています。ですが、ひとことで体に悪いと言っても、毒性がある添加物が含まれている食品を長年食べて健康体の人はい

番外編:果樹系農業の「刺さる」ハナシ

書きたいものを書くだけでは駄目。ニーズを満たすことも大事。それがプロってものだろ。自戒。 そんな私のライタースタンスに原点回帰せねばと、今日はしばらく放置していた農業の番外編をお届け致します。 現在は、みかんの摘果と枯れ枝の剪定期間中です。山の斜面で。 除草剤を撒いたあとの地面は、砂地みたいにサ~ラサラ。3回は軽く足を滑らせました。楽しかったです(笑) 「どこが楽しいんだ!」とツッコまれそうですが、これを読んでくださっているあなたも、土に触れると楽しかった子ども時代がありま

「最後まで観れた!」邦画たち

私は洋画も邦画も、観てる途中で挫折しがちです。なかなか、どうして。ぐうぐう。 ロマンチックな恋愛もの? 無理ですね。隣りに仲の良い男の子が座っていても、よだれを垂らしてぐうぐう眠ってしまう女子でした。大人になっても、その性質に変化はありません。 じゃあ「何のために映画を観るの?」と訊かれたら、「小説を書くための原動力」。それぐらい、滅多に映画を観ません。DVDで観ても、……ぐうぐう。観たかったはずなのに、返却期限が到来する不始末。あーめん。 だから、 最後まで観れたこ

私室とわたしと、原点回帰

今週の月曜日から農業のお仕事が再スタートしたのもあって、noteを使い、どうなりたいか。在るべきか。今後の方向性を確認して実行へ移すべく、今日はおさらいをします。 "小説作家になりたい"一昨年、そのシンプルな理由でnoteに登録しました。最初は順調で、実現できそうな予感すら湧いたものです。 ところが、身内の事情でライターの仕事を契約解除するくらい困ったことが重なってしまい、隙間にできる詩や短文に走って、ご縁から始まった音声活動も暫くのあいだやってみました。イラストも描き、写

わたしと、不安の闘い

2020年6月24日、水曜日。4か月ぶりに大阪へ行って来ました。行くと決めたのは先週の金曜日。計画性はなく、ほぼ突発的でした。 とにかく髪が伸びて、気になって仕方がなかったのです(微苦笑) どうせ行くならと、スケジュールは立てました。 ①髪をカットしていただく ②行きたかったお店でお昼ごはんをたべる ③noterさんにお会いする ヘアサロンに予約後、お土産を用意しました。着ていく服など、準備は完了。うきうきしました。 一昨日の夜までは。 前夜は不安で、まともに眠れず

エレガント&おもろい神戸

「次の行き先は神戸や」 男性講師の決定に、教室内は微妙にギスッとした空気が漂いました。講師が眼鏡をかけていて髪型がリーゼント風ゆえにお山の大将ぽく見えて生徒たちの怒りを煽っている、というわけではありません。 今から17年ほど前……。私が通っていた某専門学校のゲーム科では、学外授業はどこへ行くか生徒が企画書を作ってプレゼンし、生徒同士が点数をつけて評価し合い、講師が最終決定をくだす、ということをやっていました。チーム制作ではありますが、負けたら個人制作と同じくらいか、それ以

わたしに「おもしろみのある記事」は書けるのか?

ワケあって13時からマイnoteを遡り、ほわーとした記事か、真面目な記事しかない実態にようやく気付きました。(note歴2年目にして) 今日はゆる~~い感じに、記事を書いてみます。 「良かった」らスキボタンを。 「スベった」らスキボタンお願いします。 ーーどっちもおんなじかよって話ですね…!(全然おもんないわ~~) 面白味とは、ギャグを言うことではありません。漫画の真面目なシーンを読んでいておもしろい、ビジネス書を読んでいておもしろい、何かを作っていておもしろい等。

変化するココロの中に実った幸福感

まだ1週間と2日しか経っていません。1カ月が過ぎた感覚でいます。 大阪から徳島へ戻ってきた私のココロは、あらゆる変化を見せるようになりました。まず、これからは【ですます調】で文章を書きたくなったこと。そうでない文章は何処か冷めていて他人事に感じましたので、これからは丁寧に文字を連ねていきたいです。このスタイルのほうが、エッセイ、すらすら書きやすくなりました。 他にどんな変化が私に起こったかを簡単に記しますと ・玄関先に花の鉢を置いてみたい ・薄い色の衣類を着ることが好き

それは、既にわたしの一部だった

2月21日、金曜日。17年ぶりに大阪へ行ってきました。天候に恵まれ、風は特に吹いておらず、暖かい気温に満ちていて良かったです。 今回の目的は「過去と向き合う」。変革ギフト↓の後日談です。 楽しい思い出めぐりとなったか?結果をお話ししたくて記事にしました。 1.見た目から入る、新しいわたし服装は、これまで着たことがないコーデにしました。新古問わず、欲しいと思う物を全部買って揃えたのです。バッグも靴下も。 靴の色はそれこそ買わなかった色でした。デザインもです。 当初、同じデ

奇跡の乗車切符

前に投稿した記事『変革ギフト』とは別に、私はカタチのない奇跡の乗車切符を過去に2回、同じ人からいただいている。その人の名は、noteにも登録中の作家・大村あつしさんだ。 1枚目の切符は「音声」。2回も夢見た声優の道を諦めきって方向転換をした私がnoteの音声機能を使い、少女漫画(というには低糖で、恋愛を絡めつつ音楽業界の話が半分以上占めており、男性視点もそこそこ組み込まれている)『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の一部を読んで投稿したら、大村さんが、音声小説アプリのwriton

ありがとうを此処に、noterさんたちからいただいた心の変革ギフト

2020年1月23日は、noteに投稿を始めた日からジャスト2年目。これまでに出会ったnoterさんたちのおかげで、嬉しいチャンスを毎年いただいてきた。 最初の年は叶えられなかった声優の夢を別のカタチで実現出来、1年目が過ぎた頃から徐々にイラストや詩の作成依頼が来るようになった。 この場をお借りし、noteの運営さんたちにも心からの感謝をお伝えしたい。noteを作ってくれて、有難うございます。 * 2019年の秋後半は自問をするようになって冬には大きな変化を迎え、2020