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コラム、日記、エッセイなど

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#最近の学び

模様のデザインに「文化」の研磨剤

中学生の頃、美術の授業で、無地のオカリナに色を塗りました。私は描くのも塗るのも同じに考えてTOP画のような模様を全体に纏わせましたが、オリジナル要素はありません。インスピレーションの起点はいまでもお店で見かける、ペイズリーのバンダナです。 改めて見ると、ペイズリー同様、植物がモチーフになっているアラベスク模様やダマスク柄に近い気もします。 知ろうとしなかったことを知るのって、面白いですね。調べてるうちに、文化の知識が模様のデザインを生み出すときの研磨剤になるのでは?、と思

善く生きることは命に繋がっている

心が腐した瞬間「これは善く生きるに該当しないからやめよう」と、改めやすくなった。『三行で撃つ』に載っていた言葉が役に立っている。面白い作用だ。 有名な宗教にも、良くするための訓えはある。 雑に説明すると ・仏教(真言/密教)はドS→「◯◯はするな」 ・神道はS寄り→「◯◯しましょう」 ・キリスト教はM→「◯◯します」 3つとも心の在り方を説いている。生き方ではないように感じる。 わかりやすく言えば、邪な気持ちが湧いたとき、宗教の訓えは心で抑え込んだり払い除けるイメージ。

人を介して徳のある文章に辿り着く

『三行で撃つ』は学びの奥へ入ることができる。良書の証だ。 著者は、いい文章とはなにかを語っている。 人を、いい心持ちにさせる文章。落ち着かせる文章。世の中を、ほんの少しでも住みいいものにする文章。風通しのいい文章。ギラギラしていない、いい鞘に入っている、切れすぎない、つまりは、徳のある文章。 あなたは「そんなの文章力をもってすれば、あっさり叶う」と思うだろうか?私の答えは「ノー」だ。 理解と自覚は似て非なるもの。体験や納得が、自覚まで導く。徳のある文章は問いかけを続けて