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短編集

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140字まとめ、詩、短文、短編小説
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私が穏やかな方向へ進み出した日。それは、偽りの園に足を踏み込んだ日である。

咲いた花は美しく笑う。
気力を失い枯れていた私は彼女らに触れ、偽ることで回復していった。

数ヶ月後、旅立つ日が訪れ、正式なサヨナラを告げる。

そして私は現実へ還った。

(140字小説)