今オフ、中日がして欲しい補強

 ペナントレースも最終盤を迎え、微かにAクラスの可能性が残っているものの若手を登用しているということは目先の勝利よりも来季の浮上を優先しているのだろう。とはいえ、現有の戦力だけでは物足りないので、中日が来季にして欲しい戦力補強を長々と書いていくこととした。

ドラの親会社は中日以外ない

 ここ数年、金欠に喘いでいる中日だが、親会社が中日ビルの建て替え工事や万博記念公園の跡地に拵えているジブリパークの売り上げ次第では大型補強が可能となるだろう。

 あくまで、個人的な推測だが中日グループよりもお金を持った在名企業はほとんどないだろう。トヨタ自動車と名鉄くらいではないか。しかも、トヨタ自動車は社会人野球に注力しており中日球団を買い取ることは出来ず、沿線から本拠地が外れている今の中日を名鉄が買うわけがない。簡単に「身売りしろ」という人は、こういった現実を考えて欲しいと切に願う。

補強ポイント①三塁手

 そこで補強して欲しいポジションは三塁手だ。ここ数年、高橋周平がレギュラーとして起用されているものの彼が故障した今季は穴埋めに苦労していた。まず、石川昂弥を起用したものの交流戦でヒザを痛め、最初は数週間で復帰可能という報道だったが来季の開幕に間に合わない重傷となった。その後、ベテランの福田永将や外国人のワカマツを起用したものの、故障者が続出し現在は急造三塁手の阿部寿樹が守っているという惨状だ。多少、守備に難のある選手でもいいので、通年で出場することが可能な三塁手を補強するべきだろう。とはいえ、そんな優良物件を簡単に取ることはできるはずがない。FA選手を取るにしても、年齢が嵩んだ選手を取ることは若手の台頭が目立つ現在のチームには必要ないだろう。ということで、僕はマイナーリーグの選手を獲得して欲しいと思っている。日にち単位の契約でプレーしている彼らのハングリー精神は文字通りの「戦う顔」に現れており、現在の中日に1番足りないものだろう。

補強ポイント②常勝を知る選手

 中日は長らく優勝からかけ離れているが、その栄光のV戦士も今や数える程しかおらず、その選手達も大島洋平や平田良介といった「弱い中日」の代名詞になってしまっている選手になってしまっている。ということで、勝利の英知を知る常勝球団の選手を取ることはどうだろうか。

 まさに、落合博満元監督がこれを実践していた。川相昌弘、河原純一、GMとして小笠原道大と常勝巨人軍の選手を獲得していた。実はこの手法はあの星野仙一元監督も使っており、監督就任時には当時ぬるま湯体質と言われていた中日を変えるべく、小野和幸や広橋公寿、西本聖といった当時栄華を極めた西武や巨人の選手を多数獲得していた。あくまで個人的な考えだが、これはズバリ「優勝できたらいいね」というチームに「優勝しなければいけない」という環境で育った選手を迎え入れることだと思う。現在、常勝球団と言われる巨人やソフトバンクは毎年積極的に血を入れ替えており、今季も多数の戦力外選手が出ることが予想される。その中で数人、メラメラとしたものが残っている選手を獲得して欲しいのだ。

最後に

 今回も長々と書いたが、これを最後まで読んでくださった方は長距離砲も必要では無いのかと疑問に思ったはずだ。しかし、新人の鵜飼航丞、福本悠馬、そして外国人のレビーラが本塁打量産をしてくれるのでは無いかという望みがあるので今回は補強ポイントから外した。

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