CoderDojo神山 #1 "Hello, World!"開催のご報告
こんにちは、コーダー道場神山チャンピオンの本橋です。いろんな方のご協力のもと、12/17に第一回を開催することができました。
ニンジャは下は5歳から上は10歳までの全11名、そして3名のメンターを含む大人12名に神山中からご参加いただき大変賑やかな会となりました。
まず道場に来てくれた子たちに話を聞いてみると、キーボードどころかマウスを握るのも初めてだ、というニンジャもいました。そこで今回はviscuitを紹介して触ってもらうことにしました。その子を見ていると確かにマウス操作もおぼつかない様子でしたが、まずコンピューターで絵がかけるということ、更にはその絵がすぐに動き出すということもモチベーションになって終了時間にはあっという間にマウスが扱えるようになっていました。
viscuitならキーボードを使わなくともマウス操作だけでプログラミングを楽しむことができます。それどころかお兄さんの付き添いで参加していた小さな女の子はiPad版をタッチ操作でプログラムを作っていました。マウス操作も必須ではありません。
単純なルールの組み合わせで複雑なことを実現できる、というコンピューターの基礎を理解できるviscuitにはひとまずタッチパネルが触れれば良いわけです。今回参加できなかった方から「うちの子はキーボードはまだ扱えないので…」というご相談がありましたが、viscuitなら心配無用です。次回はiPadの数を増やしておくことにします。
一方で10歳の女の子はあっという間にviscuitの扱いを覚え始め、「猫と魚がぶつかったら消えるようにしたい」とか「ある程度進んだら止まるようにしたい」など、ピンポイントな質問を投げ始めていました。そういう複雑な動きもメガネの組み合わせでできることと、簡単なヒントを付け加えると「あ、そうか!」が出てその先は自力で進められていたようです。
現役エンジニアを含む3名のメンターたちもプログラミング経験はあるもののviscuitの考え方は新鮮だったようで、自分のスマホにインストールして遊び始めていました。大人でももちろん楽しめますので、保護者の方も次回はスマホやタブレットがあったら持ってきて一緒に参加してもらえるように伝えてみようと思います。
プロジェクタに映し出していたのは同時開催していた徳島大学のCoderDojo徳島の様子です。テレカンファレンスでつないで、徳島側で19時過ぎから始まった発表会に神山側からもリモートで参加しました。
神山町にはIT企業のサテライトオフィスが数多く設置されていて、僕の勤めるダンクソフトやこの会場を間借りさせてくれている『株式会社ものさす』さまを含めみんな基本的にはリモートワークをしています。子どもたちにもそれが当たり前の環境に身をおいてもらって、"Hello, World!"の言葉通り世界につながるきっかけになったらいいなと思っています。
#1を終えて
道場の終わり際でこんな会話がありました。
先日アップデートがあった「ジブン専用パソコン2」が頭にあってこんな回答をしたのですが、『パソコンを買い与える』よりも『自分で調べて予算内で手に入れる』経験の方がきっとコンピューターを好きになってくれると思います。大方に置いてプログラミングもどの言語/ツールを導入するか検討するところから始まるわけで、選択肢を調べ尽くすこともプログラミングの一端です。
ご両親がサポートできる機種が良いですよ、みたいなことも伝えていましたが、そんなことないですね。子供にとっては親のことなんか放っておいて何もかも自力で調べて突破したほうが楽しい。その点でラズパイPCは突破のしがいがあります。このあたりも後でフォローしておくことにします。
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