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あのぉ、そもそも「クリーニングデイ」ってなんですか?

こんにちは、はじめまして。
クリーニングデイ in 館山を主催するマザーズタッチのサハラ文子です。2023年5月27日、館山市では初めてとなるクリーニングデイを開催します。

まずは「クリーニングデイ」ってなに?を説明させてください。
はじまりは2012年の北欧フィンランド。ワークショップやフリーマーケット、物々交換などを行うカルチャーイベントとして、5月・8月の最終土曜日に年2回開催されています。日本では2014年に鎌倉から始まり、今では全国各地で開催されるようになりました。本家フィンランドでも、日本でも、セルフオーガナイズ精神が大事とされている点も大きな特徴と言えます。

決まったルールに従うのではなく、自分にあったサイズでムリなく、地域性に富んだアイディアを楽しく、責任を持って形にしていくことです。

クリーニングデイJAPAN HPより抜粋

フィンランドとは気候も違うことから、日本ではスピンアウトとして開催者が好きな時期に開催可能です。単なるリサイクル(処分、売却)ではなく、新たな使い手にモノを受け継いでもらうアップサイクルな取り組みの輪が、イベントを介して広がりつつあります。

わたしは常々、仕事とは〝アレがあったらいいなと思う、少し先の未来をつくること〟だと思っています。そして、〝アレ〟と出会うといつも先に決めてしまうんです。日程とやることを。今回も、日程はクリーニングデイが世界同時開催される、5月の最終土曜日である5月27日に。会場は館山のふたつのパークで。そして、少し先の未来を一緒に作れたらいいなと思う、あちらこちらの人にわたしの構想(妄想)を話し続けていたら、「クリーニングデイ in 館山」の開催が決まっていました。目の前にポンと置かれた感じで。

なんですが。
実は「in 館山」では、今回のイベント2大テーマである「アップサイクル」や「ゼロウェイスト」をストイックにやろうとは思っていないのです。自分で狼煙を上げといてなんですが… 。ストイックって悪くないのですが、時に、見えない厚いバリアを作ってしまい、人を寄せ付けない感じが生まれちゃうこと多々ありなんですよね。それよりも、そちら方面を「目指す」ingな感じ。視線の先には、それぞれが描く〝そうそう、こんな感じ〟があって、ジリジリゆっくりカタチになればいいなと思っています。アップサイクルもゼロウェイストも、日本人が昔から大切にしてきた精神性ですもの。あぁ、そういうやり方ってあるよね、いいかもしれないね、って頬を撫でる優しい風みたいに感じてもらえたらいいなと思います。


ビリビリに擦り切れたワンピースのお尻部分

この写真は、わたしが2010年に館山に引っ越してきた日に着ていたワンピースです。海辺の町にぴったりで、毎日毎日着てました。あの頃、わたしに出会った人は「1枚しか服を持っていないのかな」と思っていたんじゃないかな。それくらい毎日着ていました。で、そりゃ、やっぱり擦り切れちゃうんですよね。特にお尻部分が。

もともとのワンピースが下地に見えるくらいダーニング繕いをしました

お気に入りのものが襤褸(ぼろ)になったら、どうしましょ。繕うんです、わたし。チクチクチクチク、夜な夜なチクチクチクチクしました。お尻部分は元の生地はどれ?というくらいまで(笑)。なんだか宝もの感が高まって、前より大切に着るようになりました。

汚れたら洗い
破れたら繕って
割れたり欠けたらくっつけて

身の回りにあるお気に入りを〝一生もの〟に変身させることができるのは、誰あろう自分の手。手が一番の道具です。「クリーニングデイ in 館山」では、10を超える手しごとのワークショップを行ないます。持ち帰ることができるのは、自分の手に生まれた新しい手しごとの技。順を追ってワークショップの内容をご紹介していきますね。詳細と予約方法など、いましばらくお待ちください。

↓ ワークショップ一覧ができました ↓

クリーニングデイ in 館山 ワークショップ一覧

最後までお読みくださりありがとうございますした。

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