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宇宙に融けるのか、宇宙が融けるのか:The Astronaut②


ね〜〜〜〜〜、

来ちゃいましたよね2軒目という名の2投稿目。己の感情ダダ漏れメモをとっている段階から、こうなることは薄々分かっていた。だってホソクさんのときよりメモ量多いんですよ。しかもメモ後半に至ってはほぼ嗚咽している。とんでもないメモである。これからその嗚咽文言を文章にしていかなければならない。修行か?新手の修行なんか?


あたりめです。

ここではColdplayのアルゼンチン・ブエノスアイレス公演にて初披露となったThe Astronautのライブパフォーマンスをメインにこれまた延々と綴っていきます。マジで延々にいきます。なので各自終電の確認だけしておいてください。逃しても責任はとりません。(勝手だな)



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'完成' に誠実なひと "BTS Jin" が、"キム・ソクジン" を宿しながらマイクをとった瞬間だった気がする。


私から見たジンくんは、とにかくベース・基盤に忠実な人だった。ジョングクやジミンはアドリブなどの突発的な表現をすることも多いけれど、ジンくんはそれがかなり少ない印象だった。

・それは歌うこと以外のシーンでも同様で、ホワイトハウスに訪問した際も、流れを確認するときにはポイントを押さえるのではなく『紙が来たから、最初からもう一回やってみよう』と言っていた。
(こういうときに冗談で紙奪ったらメチャクチャ怒られそうだな)
・またあるコンサートの直前、ここはこんな風にやるのもいいんじゃない?とメンバーが言い出そうもんなら、『ヤ〜〜〜なんでそれを今言うんだよ〜〜〜〜〜』と心底嫌そうな顔で嘆いていた。
・SYS ヤンマースタジアム長居でのFAKE LOVEは、直前パートでジミンがエグすぎるシャウトアレンジをしても、全くブレることなく原曲通りのパワーボイスを叩きつけた。


言葉にするのが難しいけれど、たぶんジンくんにはちょっぴり '安全第一' みたいなとこがあって、それと一緒に、そういう、丁寧に紡がれてきた '完成' に対してどこまでも誠実な人なんじゃないかなぁと私は思うのだ。

紙が来たんだもんね!紙がね!





『僕は "BTS Jin" と "キム・ソクジン" を分離しています』

ジンくんは過去にこんなことを言っていた。



アップされたライブパフォーマンス映像に、そんな "BTS Jin" の姿は、一体どこまであったんだろう。



'憧れの人' を瞳に映した彼の姿は、私がこれまで見てきた、見せてもらっていたものよりも、ほんのすこし弱くて、そして、とっても 'つよ' かった。

'強' くあろうとする重〜〜〜い上着を脱いで、ちょっぴり裸に近付いた彼のその姿には、 確かに "キム・ソクジン" が宿っているような気がしてならなかったのだ。

Coldplayが大好きなんだと語る、ただのひとりの青年の姿が、間違いなくそこにはあった。少なくとも、私にとっては居ました。"BTS Jin" が、"キム・ソクジン" を宿しながらマイクをとった瞬間だった。

嬉しかったね



やだ〜〜〜メチャクチャ酔った文章じゃん。来月くらいにはもうこれ見てらんないだろうな〜〜〜。まあいいだろう。このときの感情にウソなんてどこにもないし、こういう青臭い感情も大切な私の一部なのだ。ウンウン。




で、何なんコレ???????


正直、ここに至るまでのストーリーがあまりにも整いすぎていた。なのでジンくんがステージに上がった時点でほんのりヤバかったのだが、ここで早々に諦めるということを私は決めた。ティッシュを1枚、傍らにそっとスタンバイした。

ジンくんがクリスさんに駆け寄るときの表情、完全にただの弟じゃん。無邪気すぎるだろ。迎え入れるクリスさんの表情、完全にただの兄じゃん。愛溢れすぎだろ。

20年ぶりの再会なんか???????え?違う???



またちょっとColdplayの話になるんですけど、クリスさんの『Oh oh oh oh oh oh oh』、バケモンがすぎるだろ。ほぼ遠吠えなんよ。あまりにも声が通りまくっている。バンドマンの声量はちょっとよく分からないことが多い。
私が実際に聴いたことのあるバンドマンだと、ONE OK ROCKのTaka、SUPER BEAVERの渋谷龍太、ストレイテナーのホリエアツシなんかはマジでバカの声量だった。(口悪いな)
クリスさんはきっとこの方々もゆうに超えてしまうんだろうな……………ォォォ…ゲホッ(やめとけ)



ラスサビに入ると、私的ジンくん代名詞 'エッジのあるパワーボイス' が少しずつ顔を出してきたような気がした。一気に『ジンくんだ〜〜〜!!!!!』感が出る。やっぱり大好きだな〜〜〜。なんか安心するんだよな。

なんていうポヤついた気持ちで見ていたら、3:23〜の 『There is no one else』 で下半期5位くらいの変な声を出してしまった。


"else" のメロディーを変えてきている!!!!!!!ウワァァァァァアァア!!!!!!!



比較的ベース・基盤に忠実なジンくんが、初披露の場でメロディーを変えるという何ともチャレンジングなことをかましてきたのである。こんな風にアレンジをすると、自然とその部分が強調されることになるので、歌詞に込められた想いがもれなく刺さりまくってしまう。これはマズイ。ティッシュだ。さっき用意したティッシュの出番だ。ズビ



このマズイ流れ、簡単には終わらなかった。

いやもうねぇ?分かりますよねぇ?ええそうです、アレですアレ。なんかこのくだり①でもしたな。まあいいや。



ラストフレーズ『And I love you』。



えぇ………?

えぇぇぇぇえぇぇ……………………………?(嗚咽)






"少しの間のお別れを告げるための歌が必要なんです"


ジンくんはソロ活動で色んな姿を見せてくれた。どこまでもジンくんらしいなぁ、と思える方法で、とにかくARMYを笑顔にしてくれた。

でもジンくんが何より見せたかったのは、伝えたかったのは、この一連の活動の '核' みたいなものは、この一言を '今の自分の温度で' 発することだったんじゃないかなぁと、そんなふうに感じた。
ティッシュだ。ティッシュをくれ。1枚じゃねぇよ箱でくれよ足んねぇよ。ズビズビ



The Astronautはライブで披露して初めて完成する曲なんだなと思った。
何というか温度を持って伝えて、そしてそれをちゃんと受け取ってもらって、それで初めて成り立つような感じ。こんなことを言い出すとどの曲だってそうじゃんとなってしまうが、この曲は特にその色が強い気がするのだ。



音源がリリースされようとも、意味するメッセージが伝わろうとも、そこではまだ100%ではなかったんじゃないかな。ステージの上で、ジンくんが温度を持って最後の『I love you』を伝え、それを受け取ったとき、そこがこの曲の完成する瞬間、みたいな。マジでず〜〜〜っと私個人の見解じゃん。エーンすみません………



ここまでに繰り広げられた空間は、"BTS Jin" が "キム・ソクジン" をほんのり宿しながらARMYへ贈るプレゼントであったと言えるが、

ここからが大変なことになった。まだあんのかよ〜〜〜勘弁しちくり〜〜〜〜〜ズビ



センターステージ、クリスさんとジンくんが向かい合う。そしてギター・ベース・ドラム・シンセ等、クリスさんの持つギター以外のすべての音が止まった。




何なんだよこれ。完全にマズイやつじゃないか。




このあとの事態に備えて早急にフワフワのティッシュを用意する必要がある。こんな安いパサパサのティッシュじゃ話にならん。鼻の下がエライことになる。いいな急ぐんだ。



もうここからの空間、Coldplay クリス・マーティンとそんな彼に憧れ続けた1人の青年、たった2人の空間でしかなかった。この瞬間だけは、間違いなく "ソクジン" へのプレゼントだったと思う。


1つのマイクにおとされる2人の声は、そこにある2人の表情は、もうメチャクチャにパーソナルだった。絶対に誰にも入ることができない時間だった。


9年間、惜しみなく愛を与え続けてきた "BTS Jin" が、その部分をも超えて、"ソクジン" として惜しみない愛を浴びていた。クリスさんの表情は、まるでジンくんの映し鏡だった。これまでずっと、ずっと6人の弟とARMYに向けてきた彼の瞳が、クリスさんにあったのだ。

私はもう本当にこのシーンがダメだった。漠然と、『9年間の "ソクジン" が今、ちゃんと 'よしよし' されている』という感覚になった。ボロボロに泣いた。




クリスさんが『さぁ』と言うようにジンくんを送り出した。最後の最後、原曲にはない3回目の『I love you』は、"ソクジン" から ただただ真っ直ぐに向けられたものだったように私は感じました。ありがとうフワフワのティッシュ。おかげでオレの鼻の下の平和は守られた。

"I love you"




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noteを書くために何度もこのライブを見たけれど、マジで毎回泣いていた。さすがに慣れろよ。メモを書き終える頃には、ジョングクに一発で嫌われるであろう量の鼻タレティッシュの山が出来ていた。すぐに捨てました。


The Astronautが生まれてから受け取るまでのジンくんの活動は、あまりにもストーリーを持ちすぎた。

ジンくん知ってる?人ってね、オタクってね、こういうのほんとダメなんですよ。弱いんです。


ストーリーを宿した曲は、心に入る深さが違うと思っている。私の心にじんわりとThe Astronautは融けていき、ひとつになった。ジンくんの心にも融けているんだろうか。だとすれば、一緒だ。





『僕の人生が皆さんと一緒だということが、とても幸せです』

"アミ ハート"

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