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オール電化から思ったこと

ふと思い出したことについて書いていくだけなので、適切なものかどうかはわかりませんが、これまで電磁波に関しての様々な調査研究をしてきた中で、もともと疑問に思っていたことについて書いてみようと思います。

オール電化、皆さんご存知かと思いますが、一時期非常にもてはやされたものです。私の実家でも対応しようとしていましたが、非常時の対応に関して考えると当時は災害対策という意味では非常に脆弱性が高いと思われるような状態だったため採用はしませんでした。
2000年半ばくらいのことかと思います。

もともと私の出身が静岡県だということもあるでしょうが、防災に対しての意識は高く、検討項目も他の地域より多かったのではないかと思います。

今もオール電化の話を聞くことがありますが、DX化推進の1つの象徴的なものとしては、近代的な日常生活のあるいは未来の家庭生活でのあるべき姿の1つとして理想的なものの一つであるようには思います。
その意味でオール電化を推奨する事は、文明文化経済の発展からすれば全くおかしくないといえます。
しかし、ことレジリエンスという点から言えば、日本ではまだ情報がない研究がされていない分野であることも手伝って、オール電化の推奨をすること自体が国全体の安全及び明かす可能性があるものだということが認識されていないのが現状です。
これに関して、オール電化を推奨している会社などがEMP対応あるいはフレア対策など、DXが進むことによってより大きな問題になり得るものに関して、対応策を万全にしているのであれば私の疑問は単なる杞憂で終わるといえます。

昨年より、様々な自治体において問い合わせをしたところ太陽フレアに対して災害と認定していると言う回答を得られたものはありませんでした。
自治体の中で2022年以降、太陽フレアを危機管理に関するものとして捉えている、あるいは防災の対象原因として捉えているところとしては、江戸川区がホームページでその危険性対策に関して告知をしているもの以外は見つけられていません。
この記事を見られている方の中で、もしどこかの自治体等でこの対応フレア対策に関して発信をしていると言う情報があるのであれば共有いただければうれしいです。

と言うのは、私が今年ハワイでEMP、太陽フレアに関しての防衛策として、弊社の商品の話、また電磁波によって起こる被害の想定等を話した際に、日本の通信関係の研究者の方からこういう技術があることを知らなかったと言うお話をいただきました。

当時とはまた状況が変わっていますし、今年5月にXクラスの太陽フレアが複数回起きた後、オーロラが発生すると言うことによって多くニュースに流れたところもありますし、太陽フレアに関しての影響がどのようなものかと言う記事が様々なメディアより出されました。
これらの影響により2000年以前と比べると太陽フレア、電磁波に関しての興味関心は高まっているといえますが、他国と比べると日本における電磁波、あるいはEMPに関する研究情報に関して非常に少ないというより、皆無に等しい状態が続いています。

5月の多くのニュース以降、防災の研究をしている研究者の方々とも、少しずつフレアについて防災の対象とすべきではないかと言う議論をしている状態です。
専門家の中には対応、フレアも災害と言える被害をもたらす可能性があるものとして、防災の対象にすべきであろうとおっしゃっている方もお会いすることができています。

電気がインフラの中でも全てを支えているものの一つになるので、これに関して安全安定的な利用ができるよう、どう捉えるべきかを再考するタイミングがまさしく今なのでしょう。

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