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詩とか色々

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140字でも朗読会用でもないくくりの自由な詩。主に企画が中心になると思いますが、イベントならではの熱を感じていただければ!掌編も時には。
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#詩

【詩】夏は夜〜シロクマ文芸部〜

夏は夜がいいんじゃないかな 涼しさなんてなくても大丈夫 昼の間に汗を吸って 不快になったシ…

クララ
8日前
42

【詩】赤い傘〜シロクマ文芸部〜

赤い傘はもうどこにもなかった 食べ終わったアイスのカップも 君の濡れた髪を拭いたタオルも …

クララ
1か月前
24

【詩】企画:新色できました

シャボン玉はお好きですか? 私は大好きです。 シャボン玉は虹色ですから。 一つも取りこぼす…

クララ
1か月前
24

【詩】帰りたい場所〜青ブラ文学部〜

夕暮れの街角で いつだって思ってた 帰りたい 帰りたいって 帰りたい場所ってどこだろう …

クララ
2か月前
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【自由詩】矢車菊色に染まりたい〜企画:色のある風景〜

矢車菊色の海 その単語を見たとき 思わずわあっと声がこぼれた そんな海だったら行ってみたい…

クララ
2か月前
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【詩】春の夢〜シロクマ文芸部〜

春の夢はまったりとした午後に そのなだらかで艶かしい曲線を そっと指先でなぞれば 甘く芳し…

クララ
2か月前
19

【詩】炭酸刺繍企画:モノグラムが見る夢

初めて彼と指を絡めて出かけたら 空を飛んでるみたいに心が華やいで 愛しさがフツフツと湧き起こり 無数の泡になって立ち昇った 嬉しくて追いかけて 夢中で抱きしめて 私はそのまん丸な輝きを 刺繍枠に閉じ込める 弾ける光を永遠に さんざめきに耳を傾ければ 頬くすぐる震えに胸も震えた それなのに きらめきは弾けて弾けて さらに弾けて消えてしまった うつむく私に彼が言った いくらだってあげるよ 唇を尖らせて私が言った いくらもらってもきっと消えてしまうわ そんな私に彼が笑った

【詩】祈りの雨〜青ブラ文学部〜

遠い遠い昔から雨が嫌いだった 空を切り裂く稲光が 冷たい部屋を浮かび上がらせば 隅の影に丸…

クララ
3か月前
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【詩】始まりはいつだって〜シロクマ文芸部〜

始まりはいつだって雨だった。 あの日も、あの日も、あの日も。 だけどいつも違う雨だ。 どれ…

クララ
3か月前
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【詩】手のひらの恋について、教えてあげようか?〜青ブラ文学部〜

世界にある幸せの数を あなたは知っている? 僕は知っているよ。 一つだよ。 たった一つさ。 …

クララ
3か月前
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【自由詩】桜色の、秘密の午後〜シロクマ文芸部〜

桜色のドリームマップを作ったよ いつになく真剣なあなたに 思わず茶化して言った 薔薇色じゃ…

クララ
4か月前
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【詩】二人の秘密(合わせ鏡+朝焼け)〜青ブラ文学部〜

私を覗き込んであなたは言った ねえ、もう、悲しくないでしょ 僕が来たから、もう大丈夫 髪…

クララ
4か月前
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【詩】1人の時間〜#虎吉の毎月note〜

青い朝の中にポツンと立っている 日の光の届く前 夜明けの庭 朝露に濡れた足元を見ている時も…

クララ
4か月前
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【詩】あの頃の私、見つからない言葉〜青ブラ文学部〜

あの頃 誰に何を言われたわけじゃないけど とにかく必死で背伸びして 多分 いいえきっと 自分が思う以上に大事にされていたのに 心配で心細くて自信がなくて ただ好きって そう言えばいいだけなのに その一言がどうしても言えなくて 何かが違うような気がして あの人に伝えたい気持ちを 考えて考えて でも結局何もわからなくて 考えて考えて疲れて諦めて ああ 大人になったらそれが わかるんだろうかって漠然と思った でも 今の私があの頃の私に出会っても 何一つ欲しい答えはあげられない だっ