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最高の死に方

今日は職場の人の通夜に行ってきた。
たまに顔を合わせると話したり、電話をくれる事もあった。
67歳。倒れてそのまま亡くなってしまった。
亡くなる前の週に電話があって、たわいもない話をした。
あっけないなぁ。
でも最高の死に方だと私は思った。
苦しまず、悩まず、誰にも迷惑かけず。
私は自分が死ぬ時はこの死に方がいいと思っている。
はずなのに、お通夜に行った時笑っている遺影を見た時、泣きながらお辞儀をする奥さんを見た時、手を繋いだ年老いたお父さんお母さんを見た時、お焼香をしながらバカバカバカ!と思ってしまった。最後のお礼を言いにいったはずなのに、この言葉がずっと頭の中を占領した。
生きていて欲しかった。もっと話しをすればよかった。なんでこの人なんだろう?神様はどんな理由があったんだろう?
引き際がキレイすぎる。それは残された人にとって、酷な事。
最高の死に方だなんてあまりに失礼だ、考えが変わるかもしれない。

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