見出し画像

アイルランドにはどんなダンスがあるの?

こんにちは!CCÉ Japan(アイルランド音楽家協会 日本支部)です。私たちはアイルランドの伝統音楽・ダンス・言語等の文化を未来に繋げるため、活動を行っている非営利団体です。

今回は、アイルランドのダンスの種類について、簡単にご紹介します。

「アイルランドのダンス」と一口に言っても、実は様々な種類があります。今回は、伝統的なものから現代的なものまで、5種類ご紹介します!

【ソロダンス】
①シャンノース(Sean-Nós)
②オールドスタイル・ステップダンス(Old Style Step Dancing)
③モダンスタイル・ステップダンス(Modern Style Step Dancing)
【グループダンス】
④ケーリーダンス (Céilí Dancing)
⑤セットダンス (Set Dancing)

より詳しく知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。私たちが東京で開催しているダンスクラスの情報も掲載しています!

さっそく、1人で踊る【ソロダンス】から見ていきましょう!

①シャンノース

アイルランド語で“古いスタイル”という意味のダンスで、一般的にはアイルランド西部のコネマラ地方のダンスのことを指します。かかとや足の先でアクセントの音を立てながら、ほぼ即興でステップを組み合わせて踊ります。上半身も自由に使いながら踊ることができるのが特徴的です。(※シャン・ノースはダンスだけでなく伝統的な歌唱法を指すこともあります。)

②オールドスタイル・ステップダンス

18世紀後半~19世紀にかけて、ダンシング・マスターと呼ばれた旅回りのダンサーによってアイルランド各地に広められたダンスです。音楽のリズムに乗ってなめらかにステップを踏むことが重視されます。素朴でシンプルな美しさがあり年齢を問わず愛されているスタイルです。

CCÉ Japanでは、下の動画でダンスを踊っているCéline Tubridy、Patrick O'Dea両先生から習ったステップを中心に練習しています。

③モダンスタイル・ステップダンス

コンペティションで踊られることが多いダンスで、リバーダンス、トリニティ等の興行ショーダンスのベースとなっています。かかとを高く上げ、難易度の高いジャンプやスピード感のあるステップで軽やかに大きく舞台を動き回ります。豪華な装飾の施された高価なドレスを着て踊る、見た目にも大変華やかなダンスです。

ここからは、複数人で踊る【グループダンス】です!

④ケーリーダンス

複数のダンサーで隊列や円を作りながら踊られるダンスで、4人~無限の人数で踊れるものまでさまざまです。TVなどがなかった時代から庶民の娯楽として親しまれたダンスですが、コンペティションではモダンスタイルのダンサーによって一糸乱れぬ動きと完璧なフォーメーションで踊られます。

⑤セットダンス

通常4ペア(8人)を1セットとし、スクエアを作って踊るダンスです。フランスの宮廷ダンスが、アイルランドの庶民の伝統的なチューンと結びついて発展したダンスと言われています。かつては村や町ごとに独自のセット(振付)があり、“Kilfenora Plain Set”や“Cashel Set”等、町の名前を冠したセットが数多く残っています。

いかがでしたか?アイルランドでは昔から庶民の間でダンスが親しまれ、素晴らしいダンスの文化が受け継がれてきました。

アイルランド旅行の際はもちろん、日本でも3月のセント・パトリックスデーや、ダンス公演等の機会に目にすることがあると思います。

初めての方でも参加できるワークショップやクラスもあります。心配せず、ぜひ積極的に参加してみてくださいね。

(5/22更新)アイルランドの名ダンサー達によるダンスの動画を、こちらの記事にいくつかまとめました。ぜひご覧ください😊

CCÉ Japan(アイルランド音楽家協会日本支部)とは

CCÉは「Comhaltas Ceoltóirí Éireann(アイルランド音楽家協会)」の略で、アイルランドの伝統音楽・ダンス・言語等の文化を未来に繋げるため、活動を行っている非営利団体です。本部はダブリンにあり、支部はアイルランド国内のほか、米国やオーストラリア等世界中にあります。

私たちCCÉ JapanはCCÉの日本支部で、日本でアイルランドの伝統音楽・ダンスを楽しむため、イベントやクラスを開催しています。

現在は通常の活動ができない分、オンラインで様々なイベントや情報発信を行っています!ぜひFacebookやTwitterのフォローもお願いします!

記事が役に立った場合は、サポートもご検討いただければ幸いです!今後のイベント開催に役立てます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?