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自分の原点を思い出した出来事

今日は、お仕事の都合で藤沢市秋葉台公園へお出かけ。
実はここ、神奈川県下初のインクルーシブ遊具が置かれた公園なんです。


インクルーシブとは「包括的な」「包み込む」という意味の言葉です。
障がいがある子も、ない子も。誰もが自分らしく、笑顔になれる公園に。
出典:https://asobii.net/90778

県内では「インクルーシブな公園」のコンセプトをもった初の試みになるのだそう。

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実際の当事者さんと一緒に公園で遊んでいるなかで、私は約20年前の小学校1年生の時の出来事を思い出していた。

当時クラスにダウン症の子がいた。
名前は「コンちゃん」

担任の先生から「面倒を見てあげて欲しい」と何人かの子たちと一緒に言われた。子どもながらに、「どうすれば良いんだろう」と困惑した記憶がある。とは言え、先生から言われたことを断ることも出来ない。
ただひたすら、一緒に遊んだり移動教室を一緒に行ったり。
たまに「なんで言うこと聞いてくれないの!!」とか怒っていたこともあったような気がする。

ある日の出来事だ。
私が、グラウンドで盛大に転んだ。その時だ。
コンちゃんが、いの一番に飛んできてくれたのだ。

「血が出てる、保健室早く行かなきゃ」

あれよ、あれよと先生は呼んできてくれるわ、他にも友だちを呼んできてくれるわ。
その間も、ずっと背中をさすってくれていた。

そんなことをふと頭の中で過りつつ、そういえば当時の思いを書いた作文は「小さな親切」作文コンクールで、過去表彰してもらったなあ~なんてことも思い出していた。
健常者が優位で、障碍者が下位な訳ではない。
そんな当たり前のことを、小学1年生の時に教えて貰っていたことを思い出していた。

私は「お互いが足りない物を補える社会」になって欲しいと切に思う。
それは、健常者と障碍者との関係ではなく、健常者同士も勿論そうだ。

人は1人で、生きていける訳ではない。
必ず誰かの「優しさ」があって、乗り越え、生きていくことが出来る。

私もちゃんと、誰かに「優しさ」を渡せるような人になりたい。