見出し画像

初夢の話

森の中のログハウスのようなところに居て、家の中では娘氏とその友達が遊んでいる。
霧の立ち込めた林道から何かが歩いてくる。
十字架をゴミ袋みたいな半透明のビニールで包んだものを掲げた男と、その後から美しい音色で笛を奏でる知恵遅れの男が僕達の家の前までやってきて、そのまま通り過ぎていった。
その後からは知恵遅れの男がまた何人か続き、最後にまたビニール袋に包まれた十字架が通り過ぎて行列は終わった。
そうすると電話が掛かってきて、ひどく取りにくい場所に受話器があるので苦労して取ったら営業電話だった。
「要りません」といって受話器を開いたのだがなぜか電話は切れず、怒った営業の男がずっと「ばーかばーか」と毒づく声が聞こえていた。
その後、受話器がちゃんと置けていないことに気づいたので置き直して電話を切ったのだが、電話機のディスプレイに「970円」と表示されておりもったいないことをしたなと思った。
あと前後関係が明らかでないのだが、多分同じ森の中のダム湖のような場所にも娘氏とその友達を連れていった。
カワウソと鵜のあいのこのような美しい動物がやってきて、コンクリートのたたきから水にするりと滑り込んだところのみ覚えている。

初夢にしては若干ホラーな感じだけれども、主観的にはそういう感じはなく、ずっと静かな日常の風景という雰囲気であった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?