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夢日記 花咲く大教室と自爆先生

珍しく漫画調の夢を見た。

つまり漫画の夢なんですね。絵柄は大友克洋っぽくて、あの独特の線で描かれた大学の大教室にぽかんと巨大な花が生えている。

白黒漫画なのだが、その花はうっすら青みがかっているのがわかる。

で、その大教室の机の下を白衣を着た髭の教授が這っていくのです。途中途中にも小さな花が生えているが、これは容赦なくブチブチむしっていく。これらの花は巨大な人類監視装置の端末で、教授はこのシステムから逃れようとしているのだ。

だが大教室の出口までたどり着いたところで教授はシステムに発見されてしまう。

警官隊が銃を構えて雪崩れ込んできて、諦めた教授は白衣の下に着込んだ自爆ベスト(白黒の筈なのだが、赤と緑のボタンが付いているのがはっきり分かる。しかし赤は起爆だとして緑はなんなんだ)で自爆を図る

…が、自爆できない。

教授を撃とうとした警官の拳銃にもハンマーやダットサイトに蔦が絡み付いて撃てない。

そのときチープなBGMが流れ、機械音声が「皆さん平和的に、生産的に過ごしましょう。明るい生活を作っていきましょう」というようなことを言い出す。

僕はその物語をタクシーの後部座席で読み終えたところで、そのオーディオブック(みたいなの。見た目は新聞みたい)からは人々を強制的に幸福にする「システム」の空疎なメッセージがまだ流れている…という驚くべき首尾一貫性を持ってこの夢は終わった。

ちゃんとオチというかラストシーンのある夢というのは僕は見たことがない(多分)ので起きてから無闇に感動してしまった。

あと、こうしてみるとこの夢はあれですね、『プロペラ天国』の世界ですね。




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