炭治郎死なないでしょ、と思った話

炭治郎が一発変換されたことにもちょっと驚きながらそれはそれとして。

なんだよ「沿ドニエストル」一発変換しないくせに、と思ったけど今打ったらできてました。ごめんな。

いや、去年、家族で鬼滅の刃の映画見にいって家族全員で「煉獄さぁぁぁぁん」ってなった後、ふとTwitterで「炭治郎はどんな第二次世界大戦や戦後を過ごしたのかなぁ」というようなことを呟いたんですよね。

あとTwitterって本来こういう使い方するもので全裸中年男性の呻きとかを投稿しちゃいけないんでしょうね、多分。

で、そしたら「炭治郎はアザが出ているので25歳までしか生きられないと思われ」というコメントを結構いただいたわけです。

「えー、そうなんだ」と思って漫画も23巻全部買って読んでみたんですが、いや、これは炭治郎死なないでしょう。

はっきりした根拠はないけど炭治郎死なない。

無惨の首を撥ねる力を持った剣士はアザが出ても死なない、その証拠に黒死牟の弟も老齢まで生きたわけで。とかまぁそういう自分なりの理屈もあるのだけど、それを超えて炭治郎は死なない。

なんというか、彼らは「新しい時代」なのだと思うのです。

無惨という、1000年前から暗ーーーーく生き延びてきた鬼が徘徊する時代から抜け出して、そうではないものを作り出す世代が炭治郎たちなのです。

因習が作り出した身勝手な不条理に「は?アホと違いますか?」と言える世代なのです。

あの現代っぽいキャラとか、なんかそういう感じするでしょう。23巻のラストがまさにそうだと思うのだけど、彼らは過去よりもまっすぐ今に紐づいている。鬼のような暗くて不条理で無惨なものを断ち切る存在として描かれている。

だからあれです、血まみれになったり内臓破裂したりしながら鬼と斬り合いする時代は彼らが終わらせたのです。

アザが出たから25歳で死ななきゃならないなんていう、理不尽なことも終わらせたのです。

今、アザが出たから25歳で死んでる人いないでしょう。それは彼らが鬼滅の刃で断ち切ったのです。


*となると、その後にやってくるもうひとつの巨大な鬼の時代---全体主義と世界大戦の惨禍を彼らがどう生き抜いたのかなぁというのがまた気になってくるのですが

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