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メルマガ小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略(定期購読版)

ウクライナ戦争の行方やロシアの軍事力について、毎週月曜日に配信します。単独の記事のみ購読したい方はこちらをどうぞ(https://note.com/cccp1917/m/m59a…
毎号買うのめんどいという声が割とあったので定額版を作ってみました。
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#イラン

第247号(2023年12月11日)効かない制裁? 対露制裁の実効性を強化するためには

【今週のニュース】守勢に回るウクライナ ほか戦時下ウクライナ人の意識  ウクライナ国民に対する興味深い世論調査の結果が発表されたので紹介したい。  まずは身近なところから死者が出たかという質問で、2022年には7割程度であったものが2023年にはこれが8割を超えた。特に家族や友人といった近しい人の死については、2022年に2割以下であったものが、今回は4割以上に達しており、戦争が人々の生活に次第に忍び寄っていることが窺われる。その一方、ウクライナの勝利を信じるという回答の

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第233号(2023年8月21日)もし沢(もし毛沢東がウクライナ軍を指揮したら)

【今週のニュース】米国のイラン関与政策とロシアへのドローン供与問題『ファイナンシャル・タイムズ』によると、米国はイランに対し、ロシアへのドローン供与を取りやめるよう迫っている。これはイランが拘束しているイラン系米国市民を刑務所から自宅軟禁へと移すための交渉と並行して行われているといい、バイデン政権の対イラン関係改善政策と一体のものであるようだ。  ちなみにイランとロシアの間では最近、何かと隙間風が目立つ(以下参照)。米国のイランに対する関与姿勢は、その原因と結果双方の性質

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