流行りより色褪せない魅力
一瞬で心を奪われた。
テレビの画面には知らないお姉さんがこぶしを聞かせて一生懸命歌うところが目いっぱい映し出されていた。
切なくゆったりとした曲調に流れるような声。
隣にいた母親にこの曲なんていう曲?と聞くと、津軽海峡・冬景色と返ってきた。
ネットで調べると、津軽海峡・冬景色は演歌歌手の石川さゆりさんの代表曲らしかった。
14歳のとき、カラオケバトルで知らないお姉さんのカバーを聞くまで知らなかった。
石川さゆりさんというこんなに素晴らしく歌の上手い最高な歌手が存在していることを。
というのもおそらく世代ではないのと、紅白歌合戦を一度も見たことがないからだと思う。
ちなみに21歳になった今も見たことがない。
紅白で戦うシステムもいまいち分かっていない。
わたしは演歌というジャンルを好きになって、後々昭和や、生まれる前後など昔の曲にも興味を持った。
ザ昭和というメロディや、哀しげな雰囲気、やるわよアタシたち‼︎みたいな自信満々な歌詞など大好きだ。
最近、心惹かれたのはシブがき隊。
あるバラエティ番組でタレントが何かの曲を踊って、他の出演者が何の曲を踊っているのか当てる企画をやっていたのだが、そこで出たのがスシ食いねェ!だった。
男子高校生が文化祭でやってみたくらいのノリで、令和にない雰囲気と振り付けのヘンテコさに見事に心を撃ち抜かれた。
センスの良さが少し初代のアイドルマスターを想起させた。
なんと言えばいいか分からないけど、画質ガビガビの頃のアイマス感があって最高すぎた。
あとは、TOKIOにもハマっている。
元々19時のニュースはこどちゃで知っていて好きだったのだが、何となく宙船という曲を聞いてみたら最高すぎないか???
TOKIOは鉄腕ダッシュで時々見ていて、ただのおじさんたちという印象しかなかったのだけど、天才すぎるし歌上手すぎだし演奏もすごいし、え、こんなすごい人たちのこと知らなかったの?と思った。
それから、KinKi Kidsも好きだ。
他のアイドルとは全く違うカラーということも知らなかったし、正直ほんと舐めていた。
曲が好みすぎる。
どうやってあんな表情と雰囲気を醸し出しているのか。
最初に硝子の少年を聞いて、うわあああ好きだああとなった。
特に驚いたのはボクの背中には羽根があるだ。
民族風の曲はマイナーだと思うけど、何よりわたしの性癖ど真ん中ストレートだった。
同世代とは話が合わないけれど、音楽の良さは何年経っても色褪せないので年齢は気にせずこれからも好きでいようと思う。
追記
サムネはキッチン桜庭より。
カニクリームコロッケうまうま。
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