料理

子どもの頃、母は働いていた。祖母と同居していたので、食事は専ら祖母の手作り。
中でもうどんがおいしかった。使いこんだ大きなこね鉢で、粉と水と塩が練られていく。
寝かせている間に汁と付け合せの用意。その日にあるものを入れていくが、豚肉とねぎは大体入っていた。あとはなすやしいたけ、人参など。ザクザクに切ってゆでたキャベツをたっぷり用意する。
濃いめの温かい汁に冷たいうどん。ごちそう。お腹がパンパンになるまで食べたなあ。
台所でしていた手伝いが、今の仕事につながっているような気がする。ニコニコと誰かのごはんを作る。ニコニコと作るとよりおいしくできる気がする。
自分の機嫌を取りながら、何を作るか考えているのが、とても楽しい。

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