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2歳と何ヶ月かの時の記憶。

この時間帯は皆さんにとって、おはようございますなのかこんばんはなのか、はたまた、こんにちはなのか?
兎にも角にも初めまして、C子と申します。
さて今回は、私って意外と幼少期の記憶があるのかしらなどと思い出したとエピソードの中でも、これって変だったのね、というお話しです。
私には生物学上の父、母、そして妹弟があります。
あえて生物学上と言うのは私にとって彼(父)がどうやら所謂”普通の父親”としては上手く機能していなかったようだ、と気がついたからです。

初めての違和感は2才頃だったと思います。記憶の限りではまだ妹が産まれていなかったので3歳にはなっていなかったはず。後に聞くと頃によると、それ以前から小さい事件は色々と起きていたそうですが。
当時2歳と何ヶ月の私は、夕食に出されたシチューを食べていました。父と母が何やら話しあっているようでしたが、先に食べていなさいと言われたのを良いことに、何も考えずに、ただ、美味しいななどと思いながら。
すると突然背後からものすごく大きな音が聞こえて、振り返ると食器棚に嵌め込まれている硝子がなくなっていました。子供だった私は、本当に、硝子が突如消えたと思ったのです。実際は父が怒りのままにぶち破ったらしいのですが。(彼は今で言う、突然キレる若者の1人でした)
それからは母に抱き抱えられたままアパートの玄関を抜け、階段を降り、車に乗せられ、母の知り合いと言う方のお家にお邪魔し、そのお宅のご夫婦が暫く私の面倒を見てくださいました。私は家から出る時に靴を履いていなかった事が気になって、そして急に自宅から連れ出された事に、なんだか変気分でした。

その後はあまり時間の感覚がないのですが、母の迎えでアパートに戻りました。もう外はすっかり暗くて、家の中は掃除用のホウキと、おそらく硝子の破片を集めた新聞紙が何個か。その時になって初めて、あぁ、食器棚の硝子は消えたんじゃなくて割れたんだ、と思いました。
父の様子ははっきりとは分かりませんでしたが、落ち着いた様子でした。無表情にも見えるような。

もう遅いから寝なさい、と母に寝室に連れて行かれ、布団に入ってからは私はすぐ眠ってしまったようです。
子供ながらに疲れていたのか、単に時間帯のせいなのかは分かりません。
翌朝起きた時には、食器棚の周りは綺麗に片付けられていました。ただ一つ変なところは、やはり食器棚に込まれていた硝子が丸っとなくなっていたところです。

そんなことを思い出しました。
恐らく、2歳と何ヶ月かの時の記憶です。

#幼少期の記憶

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