見出し画像

PCのスペシャリスト! 開発支援課流ファイルの移動術!!(ハードウェア編)

みなさん、こんにちは開発支援課マネージャーの「樫野」です。

前回はファイルを圧縮したり、1つのファイルにまとめたりすることで、ファイルの移動・コピー(データ転送)の時間が短縮できるという、事前に一工夫するやり方を紹介しました。

今回はファイルの移動・コピー先として使われる HDD、SSD、USB メモリなどのストレージ(外部記憶装置)の種類や、PC と接続するコネクターの種類やケーブルの種類について私が気を付けている事(ハードウェア編)について紹介します。

PC に内蔵しているストレージの種類としてザックリあげると HDD、SSD があります。これらのストレージのデータの読み書きのスピードにはかなりの違いがあるので、データ転送にかかる時間に大きく影響してきます。

SSD は HDD よりも2倍~数十倍速いのでデータ転送時間がかなり節約できます

特にデータの書き込み速度の差が大きいので、PC から外付けストレージにデータを移動・コピーする用途では、外付けストレージは SSD の物がオススメです。

PC と外付けストレージの接続方法(どの端子やケーブルで接続するのか)でもデータ転送にかかる時間は変わってきます。たとえば USB 端子だけでも複数の規格があるので、適切な規格のケーブルで接続しないとデータ転送にかかる時間が無駄に長くなってしまうので注意が必要です。

よくあるパターンとして PC に内蔵されたストレージから、外付けのストレージにファイルを移動・コピーする場合や、逆に外付けストレージに入っているデータを PC に移動・コピーする場合を例に挙げてみます。

外付けのストレージとして良く使うモノは、USB メモリや USB 外付け HDD、USB 外付け SSD が多いです。

USB メモリは PC に直接接続して利用する事がほとんどなので省きますが、USB 外付け HDD、SSD の場合は基本的に付属していた USB ケーブルを使用すれば問題無いです。

しかし、古い PC に接続してデータの転送を行う際には、PC に搭載されている USB 端子が USB 2.0 の端子と USB 3.0 の端子の両方をもっている場合などがあります。

外付けストレージ側が高速にデータ転送が可能な USB 3.0 以降の規格の物でも、PC 側に接続する時に USB 2.0 の端子に接続してしまうと、データの転送速度が USB 2.0 規格の速度で動作するので、外付けストレージの本来の転送速度の性能が活かせず無駄に時間がかかってしまいます。

ですので PC 側の USB 端子の種類(規格)をしっかり確認し、適切な端子に接続する様に気を付けています。

USB 端子は下位互換性がある為、USB 3.0 のストレージ本体に USB 2.0 のケーブルを接続して使用できますが、逆に USB 2.0 のストレージ本体に USB 3.0 のケーブルを接続して使用することは出来ません。

最近では USB Type-C の端子が用意されている PC も増えてきたので、外付けストレージも USB Type-C の規格の物を使う事が増えてきました。

USB Type-C は USB 3.0 よりも上位の規格なので、データの転送速度はさらに高速になっています。

まだ対応している PC や外部ストレージは少ないですが、さらに高速に転送できる USB 3.2 とか USB4 といった規格も出てきています。

USB4 の端子は USB Type-C なのですが、同じ形状の端子を使用した全く別の規格である ThunderBolt 3 や ThunderBolt 4 もあるので、ケーブルの端子の形状だけではどの規格のケーブルなのか見分けが付きにくい時代になりそうです。

サイバーコネクトツー福岡本社 開発支援課
樫野