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1階(グランドレベル)の価値

意外と足を止めてくれる

 3週間も投稿の間が空いてしまいました。主に週末に活動しているため、ゆっくりとした動きなのは否めません。3月最後の日曜日は季節外れの大雪が降るなど若干天候にも左右されています。さて、新型コロナの感染拡大の中、土日祝日に割と気ままな時間で片付けや掃除、接客などをやっています。
 最近思うのは、シャッターを開けていると道行く多くの人たちが意外と足を止めて中の様子を見ていってくれる、ということです。近隣に住んでいると思われる方はもちろんのこと、世代や性別に限らず、また外国にルーツのある方など、街で生活し、働き、学び、遊ぶ、etc…多様な人たちの存在を肌で感じることができます。
 これも1階、地上、つまりグランドレベルだからとっつき易く自然と好奇心が沸きやすいのだと思います。まさに「1階づくりはまちづくり」です。

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掘り出し物を見つける

 古い家具や物の価値を見極められる、ちょっと手入れや修繕したりしてリメイクするのが得意、既存の使われ方とは別の用途として再編集できる、など物のポテンシャルを発揮するセンスをお持ちの方にとって結構刺激的な場所ではないかと思います。
 こちらの写真のテーブルと茶碗、皿を見つけてきたのはサロン(美容室?)をやられている方です。こちらのテーブルはどのように使うんですか?とお聞きしたところ、「ちょっと削って自宅で使う」とのこと。茶碗や皿のチョイスもセンス溢れていて、こんなに良いものが眠っていたのか、と私としては驚きです。

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 他にも臼のテーブルと窯を買っていかれていきました。臼のテーブルはお店の待合スペースに、窯は自宅の外で水槽として使う、とおっしゃっていました。なるほど、そんな使い方があるんだという感じです。

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古い着物をアップサイクル

 他にも貴重な出会いと発見がありました。タンスもたくさんあるのですが、その引き出しの中には着物や古着がたくさん。どのような活用方法があるか悩んでいたところ、2年前くらいに近所に引っ越してこられたという方が教えてくださったのがWATALISという箪笥に眠る古い着物地をリメイクし、再び世に送り出す「アップサイクル」に取り組むブランドです。
 とかく着物はタンスの肥やしになりがちだとすれば、巾着袋などへリメイクして新しい商品として生まれ変わることができたらとても素敵なことです。ここで利益を出そうという商売をしているわけではないので、寄付しかりソーシャルグッドな処分方法も有力な選択肢の一つです。

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Googleの画像検索が便利

 名前も分からない物がゴロゴロあります。ちょっと質問されても答えられないということがいくつかありました。そこで便利なのがGoogle画像検索です。写真を撮ってGoogle画像検索にアップロードするだけです。こちらの写真のベルのようなものは仏塔(ストゥーパ)の置物であることがわかりました。

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