見出し画像

性加害・性犯罪の再犯予防を目的としたオンラインカウンセリングセンター開設

性加害行為などの性犯罪は被害者の一生に深刻な影響を与える社会的問題の一つです。2023年7月には法律の改正により強制性交罪から不同意性交等罪に改正されました。今後被害者を増やさないためにも加害者の再犯予防を目的としたカウンセリングによる再犯予防プログラムは必要不可欠であると考えています。しかし、本国では性加害者向けのカウンセリングを実施している機関には限りがあり充分な対応はできていません。この現状を打破するために(株)CBTメンタルサポートが運営会社として性加害・性犯罪の再犯予防を目的としたオンラインカウンセリングセンターを2024年6月より開設することといたしました。オンラインをメインに活動していきますが、全国5か所でカウンセリング機関を運営しているため対面での相談にも対応していきます。認知行動療法をベースとした再犯予防プログラムに取り組み、一人でも多くの被害者を減らしていきたいと思います。


性加害・性犯罪とは

性加害行為とは同意のない性に関する加害行為全般を指します。
性犯罪は暴力が伴う犯罪と暴力が伴わない犯罪に分けられます。
暴力が伴う犯罪には、不同意性交、痴漢、児童買春などが該当します。暴力が伴わない犯罪には、盗撮、露出、公然わいせつ、児童ポルノ製造などが該当します。被害者の約87%は女性になります。性犯罪により検挙され出所した2年後の再入者数は5~8%となっています。しかし3年後の再犯率は約22%であることから年数を重ねるほどに再犯リスクが高まると考えられます。

性加害・性犯罪への対策

性加害行為の再犯防止としての現在行われている取り組みですが、法務省では認知行動療法に基づく性犯罪防止プログラムを実施しています。刑事施設においては認知の偏りや自己統制力不足などの自覚を促し再犯をしないための具体的な方法を習得することを目的とした支援を行っています。

出典:https://www.moj.go.jp/content/001393832.pdf

性加害・性犯罪の対策効果

法務省の分析結果によると、刑事施設などでの性犯罪再犯防止プログラムを受けると、受けていない人たちに比べて再犯率が0.75倍に抑えられたそうです。

性加害・性犯罪再犯防止オンラインカウンセリングセンター

弊社が開設予定のオンラインカウンセリングセンターでは、公認心理師や臨床心理により認知行動療法を専門とした再発予防プログラムを実践します。心理士だけでなく医師や弁護士などと連携しながら対応を行っています。現在までに弊社が運営する認知行動療法カウンセリングセンターでは多数の性加害者の再犯予防プログラムを実践してきました。個別に犯行時の様子を分析し、再犯リスクが高まる行動や環境を明確にすることで再犯予防に取り組んでいきます。リラプス・プリベンションモデルにより再犯にハイリスク状況への対処を一緒に身に着けていきます。

認知行動療法カウンセリングセンターでは現在も性加害の再犯予防を目的としたカウンセリングを実施しておりますのでまずは事前無料相談をご活用ください。

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?