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インフルエンサーのメンタルヘルスケア

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店代表の岡村です。X(Twitter)、Instagram、TicTok、YouTubeなどにおいて多くの人に注目され影響を与えるインフルエンサーですが、周りからの注目が多い分精神的負担も多いと推測されます。私自身もかつてXでは数だけ見るとインフルエンサーだったこともありインフルエンサーのメンタルヘルスについては以前より関心がありました。そこで今回はインフルエンサーのメンタルヘルスケアについてまとめてみたいと思います。


インフルエンサーとは

インフルエンサーとは、主にインターネットメディアにおいて多くのユーザーに影響を与える存在です。フォロワーの人数によっていくつかのランクに分かれるようです。詳細は下記リンクをご参照ください。

  • メガインフルエンサー   100万人以上

  • ミドルインフルエンサー  10万人~

  • マイクロインフルエンサー 1万人~10万人

  • ナノインフルエンサー   1万人未満

私自身も情報発信活動をしておりX(Twitter)では1万人ほどフォロワーがいますので数字だけ見ればマイクロインフルエンサーということになります。とはいえ、最近は情報発信を怠っておりただただフォロワーが多いだけのアカウントになっています。そういう意味ではただ、フォロワーが多いだけでなく、イイネやリツイートなどの数もインフルエンサーとして重要になってくることでしょう。

インフルエンサーの精神的負担

インフルエンサーとしての活動はさまざまな精神的負担を感じるリスクがあります。この精神的負担を対処できなくなってくるとさまざまなメンタルヘルス不調を引き起こす恐れもあります。まずは精神的負担となる事項についてまとめてみたいと思います。

1.注目度
インフルエンサーとして活動するためには多くの人に注目されることが大切になります。そのためには自分なりの意見や情報を発信していく必要があります。一生懸命時間をかけて動画を出しても再生数が低く挫折感を感じることもあるでしょう。逆に注目されすぎて背伸びをした状態の自分を演じ続けなければいかなくなってしまうかもしれません。注目されてもされなくても精神的負担になるわけです。

2.誹謗中傷
多くの人に注目されるということは、さまざまな意見に触れる機会が増えるということでもあります。なかには自分とは反対の意見をもつ人もいるでしょう。心無い言葉で責めてくる人もいます。匿名で繰り返し誹謗中傷をしてくる人もいます。これらの経験は心に大きな傷となります。感情が不安定になったりインフルエンサーとしての活動が怖くてできなくなることもあります。それだけではなく外出していても人目が気になってしまい日常生活に支障をきたしてしまう恐れもあります。

3.プライベートが限定される
多くの方に注目されるようになると、さまざまな場面でインフルエンサーとしてのキャラでいることを求められるようになります。実際には求められていない状況でも気を抜くことができず常に気を張ってしまい精神的負担となる場合もあります。

インフルエンサーのメンタルヘルスケア

インフルエンサーとしての活動は、上記に記載したようにさまざまな精神不適負担を感じるリスクがあります。そのままの状態で無理をしているとメンタルヘルス不調をきたす恐れもありますので早めのメンタルヘルスケアが大切になります。

1.デジタルデトックス
オンライン情報と距離を置きゆっくり過ごす時間を確保しましょう。時間を確保してサウナや温泉でゆっくりしてみるのもよいでしょう。日々忙しい方は10分でも良いので距離を取り深呼吸などをすることをお勧めします。

2.健康的な生活
適切な睡眠時間、バランスのとれた食事、適度な運動は精神的負担を軽減してくれますし、さまざまなストレスに耐える土台となります。

3.ソーシャルサポート
家族や友人と周りのことを気にせず語り合う時間も大切です。信頼できる人と仕事以外の時間をとれるようにしましょう。

4.境界設定
インフルエンサーはオンとオフを分けづらい仕事でもあります。事前にオンとオフをスケジュール管理するなどして境界設定をするとよいでしょう。

5.心理カウンセリング
心理カウンセリングを活用することで、気持ちを整理することができ一人で抱え込む負担が軽減されます。定期的なカウンセリングをうけることで精神的負担を軽減していきましょう。

認知行動療法カウンセリングセンター

認知行動療法カウンセリングセンターではインフルエンサーのためのカウンセリングも実施しております。まずは事前無料相談をご活用ください。


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