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高所恐怖症の対処・克服法

高所恐怖症は、DSM-5では限局性恐怖症のひとつに分類されます。限局性恐怖症とは特定の対象や状況に強い恐怖を感じ生活に支障をきたすこころの困りごとです。高所恐怖症は主に高所に強い恐怖を感じる困りごとです。高所恐怖には認知行動療法によるカウンセリングが有効です。今回は高所恐怖症への認知行動療法について解説していきたいと思います。

身近な高所恐怖

高所恐怖と聞くとかなり高いところが苦手な困りごとだと想像する人もいるでしょう。しかし実際は3階建ての高さが負担で地面の見えるエスカレーターを使えないなどの困りごとを抱えた人がいます。場合によっては2階建てのビルにも恐怖を感じる人はいます。そう考えてみると高所恐怖がどれだけ生活に支障がある困りごとか想像がつきやすくなりますよね。誰かに遊びに誘われた際、高いところに行かないか念入りにチェックし場合によっては苦痛に耐えなくてはなりません。

高所恐怖の対処法

対処法の大枠は以前記事にも書いた雷恐怖への対処法と一緒です。専門用語では曝露法と呼ばれる方法になります。

高所恐怖の場合、恐怖や震えなどの身体反応出現する高さに上り目を地面に向けます。その際、その場を離れたり目を逸らしたくなるかとは思いますがなるべく恐怖心をそのままに地面を見続けます。浮かんでくる考え、身体反応、気持ちをそのままに恐怖を感じ続けます。身体がいくら警戒反応を出しても実際には危険がないことを体験的に学習していきます。基本的には段階的に行われます。

参考になるか分かりませんが以前、友人に対して行ったジェットコースター恐怖への対処法動画を紹介します。


認知行動療法カウンセリングセンター

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