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離した手、繋ぐ手。

ひとり。

それは、心の臓に

ひやりとしたモノをあてがわれるような感覚。

ふとした時に
握りつぶされてしまうのではないか

焦燥感
プレッシャー
社会的疎外


助けを求められる親族はいない。

自分にとっては足枷にしかならない。

血縁者に完全に身を任せて
頼ること、お願いすることを私は知らない。



何度も私は。

私から手を離した


この先に何が起こるのかを案じて
特に相談もせずに
私から離した手。

浮気をされたがそれも飲み込まざるを得ず
私が自立してからも
他の異性と会っていた人が
縋りついてくるのを振りきって
私から離した手。


恋人がいるのにも関わらず
私の好意を知っているのにも関わらず
友達でいたいと言った人を
完全に切る為に
私から離した手。

交際相手の子を妊娠し、
相手の態度や言動から
やっていけないと判断し、
私から離した手。

私の状態が放っておけない人と
この先の未来が不透明過ぎて怖くて
過去のトラウマが再び起こらないようにと
私から離した手。

最初は迷子を匿うつもりで拾ってきた人が
やがて恐怖の対象となり、
逃げ出した後、対峙し
私から切り離した手。




私から離した手に
決断したことに
私の血縁者は一切関与していない。

相談出来ないから。


他に相談することは出来ても、
どこまで頼っていいのか
線引きも分からない。





次に繋ぐ手は慎重に。

互いに向き合って、
暖かく
手を握り返してくれる人を。

穏やかに、
でも言いたいことは言い合える人を。

共に、
安らげる時間を築き上げられる人を。

その人を大切にしたい。

繋いだ手を大切に握り続けられるように
そんな自分で在りたい。


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