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夏の終わりかけ

増えてきた枯れ葉

死骸に群がる蟻たち

川のせせらぎ

跳ねる魚
でも上流の壁には逆らえず何度も跳ねている


時々冷たい風がさらう

私も、連れてってよ

自然はいつだってそこにある

水の流れのように、
同じである時はない。

でも水は水であることだけは
いつも一緒

誰だって
どんな時だって

迎え入れてくれる


私も自然の一部に還れたらいいのに

余計な
複雑な
思考。思想。

解放されたいと希うのに。


それでもやっぱり。

細やかな幸せや
ちょっとした悦びを

求めてる。


例え手が届かなくても
すり抜けていったとしても。


これまで何度もそうだった
これからもそうだろう


これだからヒトってやつは。

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