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向けられるライト カメラのレンズ 数人の嘲笑ともとれる声 かけられた水に 心まで冷えていくよう 違う 私がしたかったことはこんな事じゃない 違う 自分の考えの甘さに反吐が出る 違う 私の人格を否定しないで うまく言葉にできなくて この感情をどう処理したらいいか分からなくて でも誰かの声を聞きたくて 何も言わずに安心させてほしい、だなんて そんなワガママ、通らないよな
「変わったね」 君はわたしに向けてそう言った 「軽くなったね」 皮肉とも受け取れるように 確かに変わったかもしれない でもこの世に変わらない人間なんているの? 人は環境に順応するように出来ていると思うんだ でも、その人の本質ってそんなすぐには変わらないもんだよ なのに、まるで数ヶ月で本質まで変わったような口ぶりでそう言う君に、私は内心ムカつきを抱いた 君も私を変える環境因子の1つであるのに。 私の本質は何も変わってない 私はただ、生きていくためにその都度仮面を被って