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ボキャビルのジレンマ

 日本語でさえ人とあまり会話しないボクは、英会話にあまり興味はないのですが洋書を読むことに強い憧れがありました。思えば、アップルのMacintoshを英語のまま使うことを夢見たのは20代の頃でした。あれからすでに40年の歳月が流れております。

 最近、ようやく娯楽と言っても過言でないレベルにたどり着き、読書にいそしむ毎日です。

 ここまで来れたのには、英単語の暗記に根気よく取り組んだのが大きいと思います。ダイソーで名刺サイズのカードを沢山買って暗記カード(フラッシュカード)を作り、毎朝やりました。英単語の本を順番通り暗記するのを嫌い、アットランダムにテストすることにこだわったのでした。

 最近、iPadのグッドノート5という手書きノートアプリにフラッシュカードの機能のあることを知り、さっそく使ってみましたがダメでした。途中でフリーズするわ、落ちるわで使い物になりませんでした。今はWordHolicというアプリを試しています。こちらは宣伝の出るのがたまにキズです。

 ところで、こうしたボキャビル、つまり語彙を増やす努力で感じるジレンマについて述べます。10,000〜12,000語のレベルに達した後も、暗記の努力をするかしないか、どっちが良いかということです。今でも大体1ページに1個くらいは、わからない語や表現が出てきます。辞書で引いたりググったりしますが、そうした調べることもしないという割り切った考え方もあるでしょう。

 ボクも日本語に関しては暗記の努力をした覚えはありません。小学校くらいから文字を読むことを教わり、そのうち漫画本を自分で買って読むようになり、高校生頃から小説を買って読むようになりました。わからない語は沢山ありましたが自然に覚えてしまったようです。

 英語は、聞くこともしゃべることも書くこともせず、ただ読むだけですから、これで自然に覚えられたら大したもんです。しかし、1ページに1個くらい出くわす語が、この先長くて15年程度の読書人生の中で、何回出くわすでしょうか。もっと短いかもしれませんし。ボケそうなので…

 そういうわけで、迷いながらも5個に1個くらいはフラッシュカードに書き出して覚えたいなと思っている今日この頃です。

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