おじさんもおばさんも必死に生きているのです

ずーっと昔の日記から転記します。


年末から年始にかけて動き回り、やっとポッカリ空いた半日。
録り溜めてあった数本のテレビ番組を観た。

千葉テレビが年末年始特番で「冬のソナタ」をやっていたので、最終回だけ録画予約した。

冬ソナブームが落ち着いて、再放送を観はじめたのは何年前だったろうか。
韓流ブームとやらが、やや下火になった頃のことで、「とやら」と書くくらいだから、さほど関心はなかった。
ただこの時にチェ・ジウを知って、あれま、世の中にはこんなめんこい娘がいるんだと感心した。

チェ・ジウに関してはこのドラマでしか知らない。
ストーリーの記憶も定かではない。
この程度なので、他の韓国ドラマは一切観ていない。

チェ・ジウの顔立ちは私が思い描く女性の理想形で、ほぼ完ぺきに近い。
と上目線で書くと反発する人もいるだろうが、おじさんになってしまえば何でも有りの世界に安住しているから、怖いものなど妻を除いてまったくないのだよ。

待ち受けにしたいが、どこかで誰かに覗かれるのも恥ずかしいので、そんなことはしない。
ただ眺めて癒され、憂いに満ちた顔を見ては、「おじさんに何か力になって欲しいことがあれば遠慮なく言ってごらん」と心で呟いているだけ。

この歳になると不埒な妄想などはすでに消滅していて、若くてきれいなお姉さんを純粋な心情で見守っているのだ。

このところ日韓関係に暗雲が垂れ込めているが、そんなことは過去の史実を踏まえて国家間レベルでやりなさい。
私にとっての韓国は、ただただチェ・ジウなのです。

で、ニューヨークへ行ってしまったヨン様を追い駆けるでもなく、チェ・ジウはNY行きのチケットを空港のベンチに置いてフランスへと旅立つ。

チケット置いたままじゃねーか、払い戻しせんかいっ! とツッコんでも、それはドラマの中のことだから了解するとして、余韻に浸る間もなく、千葉テレビはこのタイミングでCMを入れやがるのです。
ずーっと下。↓



























































当時、冬ソナにはまっていたおばさんたちは今、こうしてムダ毛の処理に悩んでいるのだと知った。
千葉テレビもそこんとこは承知していて、視聴者層をよーく把握していると感心したが、ドラマの世界にズッポリ入り込んでいたこちとらに対して、いきなり現実に引き戻さなくても…。

ドラマは大団円ではなく小団円くらいで完結。
またまたその余韻に浸っている間もなく、今度はおじさんがターゲットになった。
(よく見れば何故あんな取りにくいところにミカンを置く?)

当時の中年は高齢者になり、高齢者は後期高齢者となって体の不具合と折り合いをつけながら、歯を食いしばって必死に今を生きているのです。

おじさんやおばさんは保険料だってシッカリ納めてるんだから、いつ病院へ行っても高齢者ばかりで邪魔で迷惑だ、などと不人情で理不尽なことは言わず、消費税を上げるなら必ず社会保障費に充てなさいよ。

それに、病院へ行ったら中高年は見当たらず若者ばっかり、なんておかしいでしょ。
待合室に中高年がわんさかいてこそナチュラルな光景でしょ。
年金は100年安心、とか大ボラ吹いたのは、そんなに古い話ではなかったよね。
これ以上中高年を絶望させないでください。


※ 現在のチェ・ジウは知らないけど、今でも当時の彼女が好きです。❤️

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