設計事務所つれずれ~作ってみよう!Hakoniwa(お子さんでも作れます)~
こんにちは。設計事務所デザインラボ・メルツです。
コロナ禍により、外出自粛を求められる中、皆さんストレスが溜まっていると思います。しかし、徐々に学校も始まり、不安の中で「どうしたらいいの?」という気持ち。私も仕事をしながら、様々な気持ちに戸惑っています。
そこで、設計事務所なりに何かできないか??と思い、これまでお子さん向けに何度かイベント開催しました「小さなHakoniwaつくり」をご紹介。
設計事務所は、時に新しい住宅を設計した際、住宅模型などを作ります。
今回は、100均などでそろう材料を使って、小さな箱庭つくりを説明します。表現は自由ですので、お子さんはもちろん、大人の方もはまります。
1.まずは材料をそろえてみましょう
材料は、ほぼ100均でそろいます。(一部無いものもありますが東急ハンズなどに行けばほとんどそろいます)
まずは、土台となる受け皿。デザイン的に言いますと、この受け皿を選択する時からデザイン力を必要とします。
最近の100均は素晴らしい。おしゃれなお皿などがあります。洋風に仕上げるもよし、和風な仕上がりにするもよし。今回は黒い箱を使ってみましょう。
この辺りはもしかしたら100均にないかもしれません(いきなり)東急ハンズなどで模型のコーナー(私たちの聖地)には確実にあります。芝生に見立てたり、石に見立てたりいろいろと想像が膨らみます。同じようなものがない場合は、ホームセンターのペットコーナー(金魚とかのコーナー)やガーデニングコーナーにあったりします。実際の砂や石ころを使うとよりリアルな表現ができます。
こちらも100均にはないかも(汗)しかし、細い動線を何本か重ねれば同じものは作れます。
あとはデコレーション材料。こちらは100均で揃えます。
こちらもデコレーション材料。木の枝などを使うとかわいいものができます。その他、シーグラスやビー玉、ビーズなんかもよいですね。
2.下地を作ります
まずは下地つくり。イメージを膨らませて。。。スプレー糊で下地を作っていきます。
勢いよく糊が出ますので、できれば新聞紙などを下に引いたほうが良いですね。。。(反省)
糊を塗って、ベースとなる材料を振りまきます。糊が多くついているところは「ダマ」になりやすいので、要注意。
ある程度材料を持って、受け皿を軽く振ってあげます。そうするとまんべんなく受け皿に広がります。
下地材料がまんべんなく広がったら、固定させるためにもう一度「軽く」スプレー糊を振ります。近くでスプレーすると細かい材料は飛び散りますので離れたところから軽く吹きかけます。
3.木を作ります
次は木を作ってみましょう。
先ほどの樹木となる材料を幹の部分のみ少しひねり、枝となる部分を「樹木のように少し広げて形を作ります。
。。。すこしいびつですが。。。枝の外側に来る部分は、中心より短くなるようはさみなどで切ります。樹木の形を作りましょう。形が決まったら、スプレー糊を吹きかけます。この時も近くで吹きかけると「ダマ」ができるので遠目から軽く吹き付けます。
軽く吹き付けたら、葉の部分を付けます。
葉の材料はスポンジですので、紙などに広げ、くるくる巻き付けるようにくっつけていきます。ここでもデザインセンスが出てきますね。
樹木っぽいものができました。
4.いよいよデコレーションしていきます。
さて、下地ができたらいよいよデコレーション。イメージを膨らませて。かっこよく、かわいく仕上げるには「立体的な配置」を意識するとよくなります。置いていくというより「積み上げていく」という感じです。
樹木など大きなものは瞬間接着剤で固定。また、大きなものは倒れやすいので根元をシーグラスなどを使い固定していきます。違和感がないように、周りに石っぽいもの(スポンジです)を敷いてみました。ちょっとづつ庭のイメージになってきましたね。
実際の小枝などを配置してみましょう。この時に「置いていく」のでなく、少し重ねて「立体的に」配置すると雰囲気が良くなります。小枝の周りには少し色の違う小石っぽいもの(コルクです)を敷いてみました。樹木の下にいるのは、100均で購入した「カエル」です。
水に見立てたものは「水色のビーズ」です。100均でいろんなものがたくさん売っていますので、イメージを膨らませていろいろとデコレーションしてみましょう。
4.いよいよ完成
最後の仕上げです。
完成したものに、最後にメモホルダー(100均)などを取り付けると、玄関先などのメモ置きとしても利用できます。
(細かい下地の上に取り付けるとぐらつくので、先にメモホルダーなどは取り付けたほうが良いかもです)
ステイホームを言われる中、ご家庭でそんなに費用をかけずにできる箱庭つくり。ぜひお子さんと作ってみてください。
5.まとめ
この他にも、建築材料で「漆喰」なども使用できます。内装壁仕上げなどに使う材料ですので、お子さんの手についても問題なし。水で溶いて、ある程度固まったらフォークなどを使って波模様に仕上げると「枯山水」のような仕上げも可能です。実際の石ころなどを思うがままに配置すると、ミニ枯山水も作れますよ。
ぜひお試しください。
みんなで一緒にステイホームを楽しんでいきましょう!!
本日もありがとうございました。
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