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公営競技はすごい
公営競技には、競馬・競輪・競艇・オートレースがある(競泳は含まれない)。どれも生身の人(馬)の真剣勝負で、多くの人を引き寄せる。他のギャンブルと違って、健全なスポーツ観戦を装えることや、ひいきの選手(馬)を応援できることから、自分への口実が充実している。
公営競技の控除率は、25%とされる。ちなみに、スポーツくじが50%、宝くじが55%である。ここから、公営競技は開催者の搾取率が低く、寛大かつ良心的な控除率であることが分かる。また、百円単位から賭けることができるので、パチスロより少額で楽しむこともできる。
ギャンブルといえば嫌悪感情をあからさまにする人がいるが、ほとんどの人がなにかしらの保険に入っている。保険は「不幸の宝くじ」と呼ばれ、健康・生命を失うと金を得られ、健康・生命が得られると金を失う構造になっている。契約者がいずれの結果となっても保険会社は利益が確保できるのに、支払った保険料の70%は保険給付金以外の用途に使われているという。
保険の加入がよくて、公営競技がダメな理由がない。公営競技は保険と違い、売りつけてくることもなければ、将来の不安をあおってくることもない。それどころか「二十歳になってから」とか「ほどほどに楽しむ遊び」などの警句を発し、のめり込まないように入場制限やカウンセリング相談までしてくれる(まったく余計なお世話である)。
近年は賭式が充実して、選ぶ楽しみがでてきた。公営競技は、仕事や家庭での生活からくるストレス発散に一役買う(ストレスを増大させる人も一定数いる。わたしだ)。自由な意思決定が可能で、他のものよりコストパフォーマンスがよく、まれに財布がふくらむ。
公営競技はすごい。
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