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美味しいコーヒーを飲みに新宿のCOVERT COFFEEへ


こんばんは、コーヒー好きのヤレドです☺︎
今回は、新宿にあるCOVERT COFFEEにお邪魔しました!

多彩な風味を感じられるスペシャルティコーヒー


地下一階にある隠れ家的なコーヒー屋さんで、GLITCH COFFEE ROASTERSが焙煎したコーヒーを取り扱っています。
コーヒーは基本全部浅煎りで、1ヶ月ごとにラインナップが変わっていくため、かなり小ロットのコーヒーが揃っていると思われます。

行くのは3回目でしたが、毎回バリスタがコーヒーの味わいを細かく説明してくれて、豆の香りも自由に嗅がせてくれます。
全てのお客様にコーヒーの味わいを話していて、素晴らしいバリスタとコンセプトがあるお店なんだなぁと、同業者として感じました。


メニューはとてもシンプル


僕はよく色んなスペシャルティコーヒー屋さんに行きますが、ここは何度来ても一味違うなと思わされます。
ここのコーヒーは一口目から、独特で解像度の高い風味を感じ、すぐさまコーヒーの世界に引き込まれるような感覚に陥ります。

今日は2種類のコーヒーをハンドドリップで頂きました!

ETHIOPIA SIDAMO NIGUSSE GEMEDA KARAMO


エチオピアのシダモ州 カラモウォッシングステーションで精製されたコーヒーです。
2020年に開催されたエチオピア初のCOEで優勝したコーヒーです。
生産者はニグセ ゲメダさん☺︎

コーヒーは10種類くらいあり、気になるコーヒーは沢山ありましたが、エチオピアが好きなので迷ったら選びがちです(笑)

全体的にはイチジクの甘みと、グレープスキンのような酸を感じました!

ETHIOPIA SIDAMO NIGUSSE GEMEDA KARAMO
ハンドドリップは平底のウェーブドリッパー



最近他媒体で学んだ個人的にホットな知識を挟みますが、エチオピアのコーヒーは他と比べて、ハンドドリップで目詰まりが起こりやすいそうです。

その理由は、他の国と比べて標高が高く、チェリーがゆっくり成熟する事でコーヒー豆の密度が大きくなるからです。

密度が大きいとハンドドリップでは目詰まりが起こりやすく過抽出になりやすいため、注ぎの回数を減らして抽出時間を早めたり、湯温を低くしたり、メッシュを粗くしたりして調整します。
そうすると目詰まりによる過抽出を抑えられて、美味しく淹れる事ができます。

実際にこのお店のそれぞれの豆カードを見比べたら、確かにエチオピアだけ2,300mくらい(他はだいたい1,700mくらい)でした。
バリスタも抽出の時にそんな事を気にしながら淹れているのかなぁと思いながら(笑)、自分の知識が店舗という現場で確認できた事で、学びにおける点と点が結びついたような気がしました。これがコーヒーを学ぶ面白さだなぁとも思います。

COLOMBIA RISARALDA MILAN NITRO


2つ目は、コロンビアのリサラルダ県にあるミラン農園で作られたコーヒーです。
このコーヒーはNITRO(窒素)をタンクに注入し発酵させる事で、より複雑な果実感を生み出し、メロンのようなフレーバーが感じられるのが特徴です。

豆からもうメロンのようなみずみずしい香りが!
実際に飲んでみても、メロンやスイカといったウリ系の味わいを確かに感じられる、珍しいコーヒー体験でした。

COVERT COFFEEの味わいの魅力

COVERT COFFEEが他のコーヒー屋さんと違うなと思う印象的な美味しさの理由は…

COLOMBIA RISARALDA MILAN NITRO


コーヒーの温度です。

一般的なコーヒー屋さんだとだいたい70℃いかないくらい。
一口目はちょっと「あちっ」て思う程度です。

最近のお店は温度低めな印象ですが、COVERT  COFFEEはより温度が低いと感じました。
体感的に50℃くらい?いやもっとぬるいかもしれません。
この温かさのお風呂にギリ入れそうなくらいの温度です(笑)
飲み進めているとすぐに40℃くらいに到達すると思います。
このくらいの温度帯だと、コーヒーの風味や甘みをよりはっきりと感じられます。

例えば、僕がお店で提供しているラテの温度は、60℃です。
最近のスペシャルティコーヒーのお店の中では比較的高い気がしますが、50℃〜60℃くらいの温度帯が、ミルクやコーヒーの甘みを感じやすいと言われていますね。

熱いと香りは良いけど風味は感じづらく、冷めると風味は感じやすくなってきます。
僕もお店では、「冷めてきたら酸味や甘みを感じやすくなります」と、お客様に伝えることが多いです。

高い温度から飲み始めて、時間経過によって風味の変化を楽しむのがコーヒーの魅力の1つだとも思います。

それとは反対にCOVERT COFFEEでは、提供された段階で既に温度が低いため、一口目のインパクトが大きいんだと思います。

じわじわグラデーション的に味わいを感じるよりも、1発でそのコーヒーの風味をバシッと感じる方がインパクトが強く、一口でコーヒーの世界に引き込まれるかのような体験に繋がったのではないかと思いました。

終わりに

今回は、COVERT COFFEEの魅力について書いてみました。
これからも色んなコーヒー屋さんに行ったらnoteに残していこうと思いますので、コーヒー好きの皆さんにご覧頂けたら嬉しいです☺︎

ちなみにここのバナナブレッドめちゃくちゃ美味しいので、COVERT COFFEEへ行ったらぜひコーヒーのお供に食べてみて下さい☺︎
個人的に人生一のバナナブレッドでした(笑)

絶品バナナブレッド

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