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3人子連れの家探し③建売で探すなら〜やってよかったこと3選

子どもが3人になり広い家に住みたいと、戸建てに焦点を絞って探すことにしました。
探しているエリアは新築も中古も同価格帯だったので、せっかくならと新築で。注文住宅のように毎週打合せをする時間もこだわりもなかったので建売です。

購入までのスケジュール

2020年夏頃 家探しをゆるりと開始
2020年9月 周囲の購入者に聞き取り開始&不動産関連書籍を10冊(夫が)読み情報収集
2020年12月 不動産会社で内見開始。新築戸建て&土地を10箇所見学
〜2021年2月 妥協の気持ちで申込み
2021年2月 申込み後・契約前、別の良さげな売建物件をsuumoで見つけ乗り換え契約

やってよかったこと3つ

1. 同地域or同収入で既購入者に話を聞く
2. 自分の目で見る
3. 直感を信じる

1.既購入者に話を聞く

「探してる地域」で、「家を買った人」から話を聞く。生の情報は、ネットや本で調べるより効率的。稼ぎ、年齢、子どもの数を鑑みて実際に参考にできそうな人はどうしているのか。総論ではなく各論、具体例を仕入れます。

同じ保育園のママからの情報が非常に参考になりました。
探している地域で買うなら3階戸建てまたは中古マンションが現実的ということ。
保育園からの距離はどれくらいが現実的か。
また、3階戸建ての暮らしを実際に見せてもらえたことも購入の際の決め手になりました。乳幼児がいる家庭にとって階段が2箇所ある生活のイメージができていなかったためです。

2.自分の目で見る

土地や建物を実際に自分の目で見に行く。そうすることで譲れない点、妥協点が見えてきます。実際に見てみると、図面や写真を見ただけではわからないけれど気になる!と思えるところが多々ありました。

最初にお世話になったのは、地域販売数No.1を誇る某体育会系不動産。周りの戸建て購入者は口を揃えてここで買ったとのこと。
営業の方曰く、「家探しは立地・価格・広さのどこに重きを置くかを考えた方がいい。全部当てはまる物件はなかなかなくて、どれか1つは妥協できる点を考えておいた方がいい」。うちは立地が最重要。価格と広さはバランスを見ることにしました。

20年12月〜翌2月に5日かけて、土地・建物計10箇所見ました。どこが譲れないのか、逆に何に妥協できるのかが見えてきました。前提として、狭小3階建物件というのは納得済みです。

譲れないと思った点
・駅徒歩25分の物件を見て
 →駅徒歩15分以内でないと出かけるのが億劫になりそう
・保育園徒歩20分の物件を見て
 →保育園徒歩15分以内でないと3人連れての送迎は厳しそう
・LDK14帖物件を見て
 →LDKは17帖以上ないと乳幼児3人には狭くてストレスになりそう
・3階2部屋&1階2部屋の物件を見て
 →子どもは1人1部屋ほしいし、地震による倒壊リスクも考えると3階3部屋がいい
・3階各部屋が4帖ほどの物件を見て
 →ベッドと机も置く可能性があるので各部屋5帖以上がいい
・主寝室5帖の物件を見て
 →ベッドと机も置く可能性があるので6帖以上がいい
・前面すぐが交通量の多い道路を見て
 →子どもが飛び出す恐れがあるので前面道路は交通量少なめがいい
・玄関〜駐車場が屋根無し物件
 →雨の時のために玄関〜駐車場部分は屋根がほしい
・旗竿地の光が入らない物件
 →周囲の状況により光があまり入らない場合があるので要確認

妥協した点は
・できればLDK階(2階)にお風呂と洗面所
・できれば車2台(1台は来客用)
・できれば玄関段差なし

立地は、その場所に行ってみないと本当にわからないと思いました。良いと言われる小学校中学校区の場所でも、ご近所さんが肌に合わないかもと感じたり。学区がよくてお得な土地だと思っていても、前面道路が狭く薄暗かったり。ブランド力のある地域でも、実際に行くと周りが大豪邸ばかりでご近所さんと馴染めるのか…と不安になったり。笑

話が逸れますが、納得できなかった物件、階段が狭かった&お風呂扉の建て付けが弱かった点に違和感を感じていたら、そういう記事がありましたw
→「建売購入で『階段とトイレ』を確認すべき理由」

3.直感を信じる

家探しを始めて2カ月。賃貸の更新時期も見えてきたし、そろそろ決めたい…でもいくら見てもだいたい同じような物件なのでここらで妥協して契約するか。という空気が流れ始めました。

これだけ見て、毎回断るのも営業さんに悪いしな…と勢いで申し込み。
駅徒歩15分の3階戸建て。土地63㎡、建物110㎡。1階1部屋+水回り、2階17.8帖LDK、3階3部屋。車庫1台付。
ただ実際に見て気になるポイント
・お風呂とトイレのドアの建て付けが悪い
・駐車場から玄関に屋根がない
・階段が狭い
・気になるご近所さんがいた
という点には目をつぶりました。

決めます、と言った後の営業さんの態度にも疑問が。
とにかく契約を急ぐように、急に態度が変わる。ぐずった子どもを見ている私を差し置いて夫にだけ重要事項を説明したり、ローン審査もペアローンで迷っていると伝えたのに夫の単独ローンでとりあえず申し込みましょうと言われたり、今日申し込んで明日(平日)15時までに手付金300万円を振り込み18時〜21時で契約書にサインをしないと契約できませんと言われたり…。
まぁそんなものなのかと従ったのですがモヤモヤは残りました。

その夜、「本当にあの家でよかったのだろうか」と寝かしつけの際にsuumoリサーチ。
他の物件を見て、「今日申し込みをした家が我が家にとってベスト」という安心感を抱きたくて地域の戸建てを片っ端から見ました。笑
そこで出会ったのが、駅徒歩8分、広さも120㎡、値段も契約したのより1000万円安い3階戸建て。
これは何だ…!と思い翌朝電話で問い合わせ、すぐに内見しその場で申し込み。
ちなみにこちらは地域の不動産屋さんで手付金や契約を急かされたりはしませんでした。。。
担当者の方も、ちょっとおっちょこちょいなところがあるようで事務処理能力的に心配になったりはしたけれど、行動や言動の節々から誠実さが伝わってきました。

以上、「ん?」という違和感大事にした方がいいよなぁという話でした。最初に契約しかけたところの物件、営業担当に対するモヤモヤ、違和感。それを無視しない。
不動産屋さんは乗せるのが上手なのでさぁ!いま!買わなきゃ!いま!!!という空気にさせられますが、大きい買い物なので、直感ほんと大事にした方がよかったな、と振り返って思いました。

買わせるのがうまいという不動産屋さんの営業手法に関しては新庄耕さんの「狭小邸宅」を読めばよーくわかります。
オープンハ◯スの内見とか相談とか行かれる際は、その前に絶対!読んでおいた方がいいと思います。笑

まとめ

以上、建売購入する際にやっておいてよかった/やっておけばよかったことでした。
つまりそれは、ネットの情報だけではなく実際に自分で見て聞いてというところが大事ということ。そして、物件や営業担当者に少しでも「ん?」と思うようなことがあれば少し立ち止まって考えてもいいこと。直感大事。

という、取り止めのない備忘録みたいになってしまいましたが、いつか誰かの力になればうれしいです。

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