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瀬戸田の魅力
誕生日に瀬戸田の名物、ドルチェのジェラートをいただいた。
瀬戸田とは、しまなみ海道沿いの瀬戸内海にある、私の祖父母が住んでいた小さな島。今でも親戚が何人か暮らしている。
昔は夏休みに瀬戸田に帰るのが何よりも楽しかった。
広い庭で親戚一同集まってするバーベキュー。冷房の効いた畳の部屋で蝉の鳴き声に負けじと親戚と騒ぐテレビゲーム。しおまち商店街のコロッケ。平山郁夫美術館でシルクロードにトラベル。夕食後にばあちゃんの出してくれる冷えた桃。何か買ってくれるかもと期待していくおもちゃ売りの充実したスーパー。2階の畳で朝起きたら庭から聞こえるばあちゃんの広島弁。灼熱の中冷えた店内で海を見ながら食べるドルチェのジェラート。
夏休みの記憶と思い出があの場所に閉じ込められている祖父の夢は瀬戸田を盛り上げることだった。弟と、祖父みたいに瀬戸田で何かしたいとよく話していた。
もう今は祖父母は亡くなり家はない。
瀬戸田は最近注目を集めているが、調べると数人の素敵な人物たちにより、瀬戸田の魅力が外に発信されている。彼らのような活動をしてみたい。
過剰な便利さや快適さは、豊かさ=自分にしかできない役割を果たせている感を、バグらせる。人のつながりや村や島的なら暮らしが、地に足ついた基礎的な豊かさだと思う。
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