鳥取で30年前の自分に会う
中学から高校時代を鳥取で過ごした。
卒業以来もう20年以上、鳥取の地に踏み入れることはなかったのはその時代が自分にとって暗黒の時代だったからだ。
中学校は人間関係に躓き、偏差値が以上に低い高校に進学したあとは不良だらけの集団の中で自分の身を守るのに精一杯だった。
ろくでもない時間を過ごした田舎。それが鳥取という土地なのだ。
その場所にもう一度行ってみようと思い立ったのは、育児もひと段落したいま、これからの人生をどう過ごせばいいのか途方に暮れていたからだ。
もう一度人生の