『おしゃべりな脳の研究 内言・聴声・対話的思考』チャールズ・ファニーハフ著 柳沢圭子訳

書評はこちらにあります。
https://www.j-lectures.org/psychology/the_voices_within/

最近、脳内で勝手に曲が流れてくる。これに結構困っている。止めようと思っても止まらない。常に脳内の限られたリソースのある程度を曲の再生に奪われている感覚だ。だから最近は、脳内の曲を上書きするように作業用BGMをかけながら、勉強したり本を読んだりしている。

厄介なのが、曲の脳内再生をしながら思考ができてしまう点である。思考するときは曲が止まるのであれば邪魔にならないのだが、あれこれ考えて集中したい時にもその後ろで曲が流れているから邪魔で仕方がない。どうやら、曲の脳内再生と、思考を司る脳の部分は別の場所にあるようだ。

自分の意思に関係なく、外的刺激なしに自分ではない人の声が聞こえてくる。曲の脳内再生は幻聴みたいなものではないか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?