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ポイエーシス

「今夜は誰も来なかった」cafe causaですが、心は穏やかです。
ここ数年、ずっと先延ばしにしてきた作業が進み95%まできた感じでして、目先の売上よりも大事なことをやれたとむしろ喜んでおります。

少し前にNHKの100分で名著「野生の思考:レヴィ・ストロース」で出てきた「トラヴァーユ:仏語」は日本の「はたらく」とは違うのよねというのを思い出しました。
「travail」の辞書を引くと、労苦、苦痛、労作、苦悩、、などと出てきまして、民藝に代表される日本の伝統的仕事にはまらないという話。

今日の私の作業はtravailだったのですが、、
労働の概念について考えていたレヴィ・ストロースは、古代ギリシャの「プラクシスとポイエーシス」にたどり着き、このポイエーシス(事物をその目的のために「作り出す」)だよね日本の民藝は、と称えてくれたのです。

私の解釈としましては、「その事物の本質を生かして創り出そう」ということは、モノから感じるインスピレーション生かしましょう、と言ったところではないかと。
そんなことを思っていて、この記事のイメージ写真は黒田さんに描いてもらったコースターにしました。
黒田さんは、とにかく描く、何枚も描く、描くのが好き、まさに「苦痛」ではなくポイエーシスと言えるのではないのだろうかと。

しかし、調べてみてさらにわからなくなる迷宮にはまっています。

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