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【読書】死にたがりの君に贈る物語

☆☆☆☆☆

ずばり、タイトル&ジャケ買い


ある作家が心不全で亡くなった。
新進気鋭の作家は未完の物語を残してこの世を去った。

作品のファンであるメンバーが物語を再現し、結末を導きだそうと集団生活を始める。

頼りになる主催者、ボーイスカウト経験のある青年、児童養護施設から逃げてきた少年、ただの大学生、リストカット痕のある少女、態度の悪いギャル目?の少女、温和な女性の7人。

物語はどこにたどり着くのか?

前半は大学生の視点で進む。
物語が進むに連れて個々の事情も含め脱落者がででくる。
大学生の彼は5人目の脱落者となった。
残るのは少女がふたり。

ここで作家ミマサカリオリの幼少期の回想が入る。

小説はなんてただの娯楽である

このフレーズは好きです
そう、人に必要なものは水、食料、暖を取る手段、眠れる場所

残された自殺未遂を図るほど作品に陶酔していた少女、暴言を吐き続ける女、亡くなったはずの作家はどちらかなのか?
もしくは別の第三者なのか?


ミマサカリオリは朝井リョウさんに通ずるものを感じました。
私は正欲はあまり好きな作品ではなかったけど。

この本に出会えてよかった

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