怒りについて。
「怒らなそうですよね」
たまに人から言われる。
「そんなことないですよ」と答える。
私も以前は自分はあまり怒らない人間だと思っていた。
正しくは、
怒っていたとしてもそれがうまく表現できない。
あるいは、
身近に怒りを表出する人がいて、
その様子を見て“怖い”と思う原体験があり
怒る=悪いこと、嫌なこと
という価値観が生まれ怒ることを抑圧していたのかもしれない。
でもある時から怒りという感情がよく自分から飛び出してしまうようになってしまった。
そのある時は、忙しさや疲れからくる余裕のなさ、全部を自分一人で抱え込もうとしていたから心がパンク状態だったんだと思う。
そこに新たな問題やタスクが起きるとじわじわと溜まっていた怒りの感情が爆発する。
そしてその後に深い後悔や罪悪感に苛まれる。
怒るたび、自己嫌悪と自己否定を繰り返す。
このままだと自分にとっても怒りの対象である相手にとってもいいことない。
私このままだとヒス構文の使い手になってしまう。というか今も若干言ってる。
これ以上は嫌だ。
(ラランドのヒス構文はめっちゃおもしろい!)
それから自分なりに勉強したり、行動したりしてみたけど、一朝一夕で改善はしない。
それに、身体のバイオリズムという不可抗力には太刀打ちできない。
悶々としていたある日、
別目的で読んでいた本にすごくわかりやすい記述があった。
その本の内容に沿うように
怒りを感じる相手の行動に対して
「捉え方を変える」
↓
「伝え方を変える」
これだけで格段に怒る回数が減った。
+私の場合
・不可抗力には
「そういう時だと自覚する」
↓
「ムリしない・寝る」で回避。
・怒る=悪いこと、嫌なこと
という価値観を疑う。
・怒りっぽい人を近くに置かない。
・怒りを引き起こしている感情(困惑・混乱・悲しみ・焦りなど)をきちんと把握し自覚する
が必要なんだと気づいた。
怒りっぽい人っているけど
怒ると怒るだけ怒りが助長されるらしい。
(身近にもいる。近づきたくない。)
裏を返せば、怒る頻度が減れば減るほど
怒ることも次第になくなり、穏やかな人になれるということ。
(身近にもいる。尊敬。)
私の目指している人物像に近づく。
「怒らなそうですよね」に対して
「怒ることあんまりないですね」と答えることができる。
※“あんまり”を入れることで自分にも相手にも少しの余地を与えるところがポイント。
自分のために“怒り”という感情を上手にコントロールする。
自分なりのそのコントロールの方法を見出したような気がした。
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