クリスティーナ

彼女は6歳にして女王だった
偉大な父とはほとんど会ったことがなく
政治もわからない、戦術も知らない
やんちゃな子供だった

彼女はその目で何を見た?
戦争は続き、兵士たちは女王陛下のために
死んでいく、だが彼らの物語は
まったく語られることがない

部屋でひとり、遊んでいる間は
残酷な掟に知らんぷり
海を知らずに血の海を見て
小さな腕の遥か遠くに思いを巡らせる
彼女の5歳の肩には小さな希望があったのに
宮殿はどんどん冷たくなっていった

18年間の王国と男たちは
少女が遊ぶようなおもちゃではなかった
女帝となるために、悲しみの余地はない
もはや子供ではない、それでも彼女は強くなった

木々には目もくれず、地図を眺めた
手の届かないところで、祈りを捧げた
亡骸を見て、嘆き悲しむことを知り
そうやって頂点に君臨した

クリスティーナ、かわいいクリスティーナ、
あなたの心臓は、あなたの教条と共にありました
30年の歳月が王国を凍り付かせたが
そのうちの12年間は彼女に自由を教えてくれた
いまや彼女はペンを手に自ら戦っている


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