【GeoGuessr攻略記事】シェブロンを見分けよう
シェブロンとは急なカーブやT字路などに設置されている、道の方向を示すくの字形の標識のことで、GeoGuessrにおいてはボラードと並んで国の特定に非常に役に立つ標識のひとつです。
シェブロンは特にヨーロッパの国の特定に有用で、国によってその配色パターンがある程度決まっています。
各国のシェブロンを覚えることで、たとえば二枚目の画像がアイルランドであることが簡単に特定できるようになります。
小さいですが、上の地図はヨーロッパにおける国ごとのシェブロンの配色をまとめたものです。地図上で分割した国以外でも複数のバリエーションが存在する場合があるので、基本的には他の情報と合わせて総合的に判断していくことになるかと思います。
①白地に赤
<主な使用国>
・トルコ
・ルーマニア
・チェコ
・スロバキア
・ポーランド
・スロベニア
・ブルガリア
・ギリシャ
・クロアチア
・リトアニア
・ラトビア
・デンマーク
・ドイツ
・オランダ
・ベルギー
なお、シェブロンは使われる場所に応じて単体のものだったり、複数の矢印が連なった横長のものだったりといくつかパターンがありますが、配色はいずれも同じであることが多いので気にする必要はありません。
さてこの白地に赤のシェブロンは、東ヨーロッパでよく使われています。
ドイツなど西ヨーロッパでも使っている国はありますが、これらの国はそもそもシェブロンを見かけることが少ない国なので、この配色であれば基本的には東欧の国々を疑っていくのがいいでしょう。
→最近のWorldの仕様変更でドイツがGen4の画質で非常によく出るようになりました。ルクセンブルクと見分けるうえでシェブロンが非常に重要な要素となるため西ヨーロッパも気にかけておく必要が出てきました。
②赤地に白
<主な使用国>
・ハンガリー
・エストニア
・ロシア
・ウクライナ
この赤地に白のシェブロンは①の色を反転させたもので、東欧の一部の国でしか使われていないため情報としては非常に使いやすいです。
ソ連式とした下の画像のデザインは特にロシアとウクライナに多く見られるもので、旧ソ連のバルト三国でもごく稀に見られるデザインです。
周りが細い白線で囲まれているのが特徴的です。
対してハンガリー式とした上の画像のものは、この配色を採用している国のいずれでも見ることができるものです。
バルト三国ではエストニアのみこの配色が主流で、リトアニアとラトビアではおそらくソ連式の古いもののみこの配色になっていると思われます。
地図上ではイタリアとオーストリアをこの色としていますが、イタリアではのちに出てくる黒地に白のシェブロンが圧倒的に多く、オーストリアではそもそもシェブロン自体をほとんど見たことがないので、基本的には考えなくていいものと思われます。
③白地に黒
<主な使用国>
・セルビア
・モンテネグロ
・スロベニア
・北マケドニア
・ギリシャ
この白地に黒のシェブロンは旧ユーゴスラヴィア諸国で主に用いられているデザインです。ギリシャでもたまに見られます。
西欧でよく使われる黒地に白のものと非常に混同しやすいですが、東欧はそもそも白地に赤のデザインが多いので、東欧は白地が多いというふうに認識しておくと覚えやすくなるでしょう。
ただし、スロベニアなどは順次白地に赤のデザインに置き換えているようなので、新しめの撮影区間だと注意が必要になります。
④黒地に白
<主な使用国>
・スペイン
・スイス
・イタリア
・アルバニア
・ギリシャ
・イギリス
・イスラエル
この黒地に白のデザインは③の色を反転させたもので、南ヨーロッパを中心に使われています。スイスを忘れないようにしましょう。
東欧ではアルバニアがほぼ唯一使っていますが、ナンバープレート同様イタリアと同じ形式のものを使っていると覚えましょう。
モンテネグロと区別するポイントの一つなので結構重要です。
ギリシャはこれまでもたびたび出てきているように、様々な配色を使ってきますので曲者です。No Moveの場合は忘れがちなので要注意です。
⑤黒地に黄色
<主な使用国>
・ポルトガル
・ノルウェー
・アイルランド
・ルクセンブルク
・アイスランド
・フィンランド
黒地に黄色のシェブロンは使われる国が限られており、地域的にもバラつきが大きいため非常に特定しやすい重要なデザインのひとつです。
ポルトガルやノルウェーなどなぜかある地域の西側にある国が使いがちなので西海岸式としています。
地中海性の温暖な場所ならポルトガル、フランスっぽい場所ならルクセンブルク、イギリスっぽい場所ならアイルランド、北欧ならほぼノルウェーと植生と組み合わせることでいずれも瞬殺できるので強いです。
ちなみにこの配色を逆転させた黄色地に黒のシェブロンはアメリカのデザインで、ヨーロッパでは基本的に見ることがありません。警戒標識がアメリカ式のアイルランドも黒地に黄色ですので間違えないようにしましょう。
⑥黄色地に赤
<主な使用国>
・クロアチア
この黄色地に赤のものはほとんどクロアチアでしか見ることのないパターンのため、非常に重要です。モンテネグロにもまれにあります。
なお、クロアチアでも白地に赤のものが稀に見られるようですが、逆に旧ユーゴの白地に黒のものはほとんどないようです。
⑦青地に白
<主な使用国>
・フランス
・スペイン
・フィンランド
・スウェーデン
青地のシェブロンはあまり見ることのないデザインですが、フランスやスペインなどでたまに使われている配色です。
フランスはなぜかシェブロンをあまり使っておらず、どちらかといえばスペインや北欧でよく見かけるかもしれません。
⑧青地に黄色
<主な使用国>
・スウェーデン
・ルクセンブルク
このスウェーデン国旗の配色と同じシェブロンはスウェーデン確定と見せかけてルクセンブルクにもなぜかあります。
その他のシェブロンの活用
①アフリカ
アフリカの多くの国がメタで特定可能なのであまり使いません。
南アフリカ地域では白地に赤のシェブロンが優勢で、残念ながら基本的に国の特定はできません。
ただし、オセアニアでは白黒のシェブロンが多いため南アフリカかオセアニアかで大きく迷ったときには頼りにすることができます。
②アメリカ
南北アメリカでは基本的に黄色地に黒のシェブロンが使われていて、やはり国の特定はできません。
ブラジルではポルトガルと同じ黒-黄色のものが、アルゼンチンでは白-赤のものが使われている場合があるようです。
③アジア
アジアでも黄色地に黒のアメリカ式が優勢です。
フィリピンが東南アジアでは(おそらく)唯一白地に赤というヨーロッパ式のシェブロンをよく使っているので非常にわかりやすいです。
タイやインドネシアにもマレーシアと同様のシェブロンがありますが、あまり多くはないため、黄色地に黒のシェブロンをマレーシアに決め打ちすることもできなくはないです。
タイやカンボジア、インドネシアではカーブにボラードが設置されているケースが多く、そのボラードから特定することができます。
まとめ
以上の内容をまとめると次のようになります。
・黒地に黄色はポルトガル・ノルウェー・ルクセンブルクなど
・黄色地に赤はクロアチア
・赤地に白はロシア・ウクライナ・エストニア・ハンガリー
・白地に黒は旧ユーゴ
・白地に赤はトルコ含むそれ以外の東欧
・青地に白はフランス・スペインなど
・黒地に白はスペイン・イタリア・アルバニアなど
・青地に黄色はスウェーデンかルクセンブルク
・黄色地に黒はアメリカ大陸や東南アジア
・東南アジアで白地に赤はフィリピン
文字列で覚えてもしょうもないですが、配色が反転するだけでも使われる国が異なってくるため、注意して覚える必要があると言えます。
色の組み合わせとしては
・黒+黄色
・白+赤
・黒+白
が中心です。このあたりも意識すると覚えやすいでしょう。
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