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あしたも



 書きかけだと思った記事には空の段落がふたつだけ書いてあった 過去の私が何を書いたのか見えなくなっていた そういうトリックなんだと思う そう決めたから そういうトリックを思いついたことのあった過去の私はかっこいいなと思う 今の私は書いた痕跡を残して誰かに読んでもらうしかないから 書いた痕跡を消して誰かに読んでもらうという選択肢を取れなかったから

 流動体の時間を前後行ったり来たり 生活がカラフルで温くてイライラする 頭の中では何回もシュミレーションしてるんだけど、あなたの前だとスタートからコケてしまう いつも だからシュミレーションなんかしないでいっちゃえって思うのに可愛がられたくてシュミレーションする それも含めて伝えちゃえばもっと可愛がられるかな

 真実も事実もここにはないからそんなのはどうだっていい 何かを考えている私がいることが認識出来ればいい それだけ? それだけ だと思う そう思っているとわかると思う 思考はどんどん外側に広がっていく 私のことをちゃんと反省したいのなら鏡を見ないといけない 全部を写してくれ 対象化したわたしがどんな姿で何を話すとか何を考えるとかを一つ一つメモっていってまとめて、そして反省する 反省と改善が無いと死ぬ 不変になったら死ぬ 普遍的なことを知りたい ここだけじゃなくて、全部に繋がる共通項を知ることを求めてやまない それを自分に適応することは求めないけど、それを知りたい ひたすら知りたい 食わず嫌いしたくないから

 現実も事実も大事じゃない それをみる私とかそれを知るあなたとかが大事 それを見てなにを話すか、それを知ってなにを考えるのか どう見えるのかどう認識するのかが大事 実態なんてどうでもいい なんだっていい 見なくてもいいでしょ

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