眠井

眼鏡は顔の一部

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みなさんはカップヌードルの何味が好きですか?

僕は知らないことが多い 色んなことを知らない 僕と同じぐらいの歳で同じような環境にいる人が普通に知っていること、経験していること それが僕には殆どない 僕が知っていることのうち、幸せな思い出は殆どみんな知っているだろう、 逆はそうじゃない 知らないことはとても恐ろしいし、醜いし、惨めだ 僕より惨めな、寂しい人は沢山いるだろう でも僕は世界中の僕の中でだれよりも惨めだし、誰よりも寂しい シンガポールラクサ味って結構気に入ってたんだけどすぐ無くなったよね 今は

    • 出羽ヶ嶽文治郎をご存知か

      ご存知ない方はググってみると良いと思う。 愛とは、悲しみとは何かを考えさせられる。 Wikipediaの一番好きな記事の一つかも知れない。

      • 天からの贈り物

        ※この話はフィクションです。書いてある内容について真に受けない方がいいかもです。ただ「こんな人生を送ってる奴もこの世のどこかにいるんだなー」ぐらいに思ってくれたら嬉しいです。いつかどこかに存在した可哀想な人の話です。 小学校に上がったばかりの僕は全く目立たない存在で、友達も少なかった。身体が小さく運動もできなかった。勉強は苦手ではなかったが、かといって優等生というほどでもなく、本当に空気だった。 学年が上がるにつれて、勉強や運動が段々得意になり、少しずつ社交的にもなってい

        • ノンアル万歳

          自分はお酒を飲まないわけではないし、スーパーで珍しいお酒とか見つけるとつい買っちゃうタイプではあるのだが、あえて言わせてもらおう。酒ってそんなに素晴らしいものか? 酔っぱらっていい気分になりたいというより、お酒の味が好きなタイプなので、アルコール抜きのお酒があればいいのにといつも思ってる。ビールはあるけど、ノンアルコール日本酒とかウイスキーとかないよね… あと酒タバコ以外の嗜好品、菓子やお茶やコーヒーや炭酸飲料の実力がイマイチ世間に認められてない気がする。特に炭酸飲料。ガ

        みなさんはカップヌードルの何味が好きですか?

          ねこ

          父の実家は家から10メートルほどしか離れていない。同じ敷地にある別の建物みたいな感じだ。当然小さい頃は毎日のように遊びに行った。なぜかといえば祖父母というのはこの世で一番優しい存在だからであって、行かない理由がないのである。 そこに昔、茶白の猫がいた。 田舎なので鍵どころかドアもろくに閉めないのでよく軒先とかベランダにいた記憶がある。子供だから加減が分からず結構手荒に撫でたりするのだが、引っ掻いたり噛んだりは決してしなかった。器の大きい奴だった。子供なりにちゃんと一目置い

          神田川と井の頭線

          久我山に2年ほど住んでいた。 この地名には高級住宅地の響きが伴うのだが、僕の家はその外れも外れのボロアパートだった。木造。壁は有って無いようなものだった。家賃相場が高いだけあって、確かに街並みは綺麗だった。旧住所に戻るのは御免だが、今でもたまに降りてみたい気になる。 駅前にはちょろちょろと神田川が流れていた。 神田川沿いの遊歩道を通って、よく吉祥寺まで行った。歩けば1時間弱の道のりに124円払うのはコスパが悪い。むしろ歩いた方が精神衛生上良かった。たまに立ち止まって川面

          神田川と井の頭線

          故郷

          田舎といえば間違いなく田舎だが、それはそれとして大きい街であるのも事実だ。 街の人出は寂しくも鬱陶しくもないぐらいだった。コンビニ・スーパーはもとより、結構な規模の書店もある。大きな病院、大学、博物館、美術館、ホール、ばっちりある。動物園はむしろレアケースだ。一方、公園はもちろんボール遊びOK。予約などという面倒なものは必要ない。自転車でどこまでも行ける規模感も良かった。 夏は結構暑いが、湿度が低いからそれほど不快ではない。身体を動かした後に薄着でアイスを食べるのが心地良