見出し画像

デジタル・パルプ・キャラバン feat.#kzn

誰かが誰かが生きたその証 残された瓦礫がそれを語る
今宵も作り物の月の下で 僕は彼らの夢を見る



■歌詞

西を目指した 太陽が影を伸ばす
夜の帳が 星を連れ降りてくる
夏の乾いた 風が頬を撫でる
鉄のラクダは 地に伏せて朝を待つ

朽ちたビルの狭間に立つ
誰かの声が通り過ぎた

文字の海のキャラバン 星を頼りに
吹き付ける01の風を間切って
かつて忘れ去られた御伽噺の
座標を辿る様に求めるように

東の空で 明星が夜を追う
空が焼かれて地上を薙ぎ払う
遠くで蛟の吐き散らしたノイズが
大地を抉って視界をかき乱す

巨竜の亡骸をくぐる
背後で崩れゆく 音もなく

文字の海のキャラバン 意味を求めて
ホログラムの帆船が 沈んでゆく
明日とも知れぬ定めを 突き返しても
止まらない涙は 風に流された

傾いた砂時計
時の矢は止まらない
いつか飲み込まれ見えなくなる
その日まで

文字の海のキャラバン 打鍵は止まらない
砂に突き刺す櫂が次の音を奏でてゆく

■概要

5周年です。遠いところまで来たものです。筋書きはとうに外れ、ともあれば漫然と存在するだけになっていきそうな年月。10年活動したいと言っていた人々にとっては、これでようやく折り返しですか。

多くの人がいなくなりました。多くの人が看板を下ろしました。私はいつまでいられるのか。創作活動の一部門でしかなく、「割に合わなくなったら切る」ルールは緊張感の源泉であり、キャラクターの人格を認めてもらうための対価であり、決して消えることはありません。

半年に一度の審判をひとまずは突き返しましたが、「あそこで切っておけばよかった」と言われないように。

まあそれはともかく…今回のMVはいつもの収録システムをベースに、背景をプリメロ工房製の帆船にしました。背景を色々変えるのも面白そうですが、また新しい収録システムを開発するのもいいかも…?

■お知らせ

noteの運用も長くなってきたので、近々リニューアルを図ろうと思います。

創作活動に記事の内容を集約するため、素材の確保などの事情から年単位で滞っていた生き物系記事の公開を終了します。

また、比較的好評を頂いていたツール紹介系の記事も、内容が古い、使い方が浅い、そもそもサービスが終了したなど不備が露見し始めてきましたので公開を終了します。こちらは数点残すかもしれませんが保証できません。

一方、リアクション機能など使いこなせていない機能もいくつかあるのでそちらを充実させていきたいと思います。
この数か月FANBOXのブログ機能も試してきましたが、noteにエクスポート機能が付いて記事ロストのリスクが無くなったこと、Twit…Xの行く先が不安定である程度外部発信性の高いメディアを確保しておきたいので、まだまだ試行錯誤していきます。