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武田律子さん個展 吉祥寺ギャラリー絵具箱





吉祥寺・ギャラリー絵具箱
https://enogubako.in/ritukotakeda21ex/


吉祥寺
ギャラリー絵の具箱にて

版画家
武田律子さん個展「旋」

を見てきました。


武田さんの版画と言えば
武田REDと言われる赤に
チューブのようなモチーフがちりばめられているのが
特徴ですが

今回はこれそれが全て
円環になっていたのが特徴的でした。

武田さんの描くチューブは
無機質ではなく、かといって具象でもなく
どこか可愛らしさ触れやすさを残した
非常に心に刺さる
他に類を見ないモチーフです。

それが全て輪になっている

私の中では

円環とは、閉じていながら無限の可能性を持っているもの
回り回っていながら
宇宙を感じさせるもの

であったので

今回はどの作品も
とても心に残りました。

楽しくて見飽きなかったです。

会期:2021年6月29日(火)~7月11日(日)
※オンライン展示は2021年7月18日(日)までの開催

蛇足ですが、
光瀬龍先生の「百億の昼と千億の夜」
の阿修羅王と転輪王の宇宙の円環に関してのやりとりが好きです

「お前はこの世界の果てを考えたことがあるか?」の問いに
阿修羅王は
「宇宙の膨張速度が高速に達したところが限界」と答え

「閉ざされた内側ということは
無限の外の広がりの
一部を構成しているに過ぎない」と転輪王

なんかこれ
武田作品の「無限の空間」を想像させませんか?





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